一年で最も寒さが厳しい季節、大寒に入りました。
      
カゼが流行る季節でもありますので、ご注意ください。

           
寒さが身に染みる時期ではありますが、
              
陽の光は緩やかに延び始め
        
地中では春を迎える準備が始まる時期でもあります。

             
寒い日が三日ほど続いた後に、
          
 四日間ほど暖かい日が続くということを
             
「三寒四温」といいますが、
          
これからは、この三寒四温を繰り返しながら
            
少しずつ春へと向かってまいります。

           
春の足音がわずかに聞こえ始める時期
              
三寒四温という言葉には
                
古来の人々の
         
季節に対する温かなまなざしが感じられます。

                            
雪大寒雪

          
一年で最も寒く、乾燥が強いこの時期は、
             
身体が冷えることによって
           
抵抗力や代謝力が弱まってまいります。

             
特にこの時期は、寒さから
          
体を動かしたり運動することも少なくなり
      
腸の動きが鈍くなるため、

便秘がちになる方も多くなります。
    

腸内環境は花粉症のようなアレルギー症状とも

深く関わっています。
        

ご自身の便秘のタイプに合わせて養生生活を心がけ
            
スッキリ気分で春を迎えましょう。


          
星漢方で考える便秘のタイプ 

               
【 ストレス便秘 】
     
ストレスなどが原因で自律神経のバランスが崩れ、

腸の働きが低下。
  
「お腹が張って苦しい」「便秘と下痢を繰り返す」

「便は出てもスッキリ出ない」
               
といった症状が特徴。

               
≪ 養生ポイント ≫
               
ストレス解消がポイント。
           
アロマやハーブなどの香りを上手に使って
             
腸の緊張を緩めてあげましょう。
                       
                
【 冷え便秘 】
         
お腹が冷えるために腸の働きも鈍くなるタイプ。
   
「便の先端は硬いが後は軟便」「手足が冷えやすい」

「細い切れ切れの便」
               
といった症状が特徴。

               
≪ 養生ポイント ≫
              
お腹の冷え取りがポイント。
     
生姜やネギなど、お腹を温める食材を

積極的に摂り入れましょう。
              
下剤でお腹の冷えが強まり、
       
かえって便秘が悪化することがあるので注意しましょう。

               
【 熱ごもり便秘 】
   
からだに熱がたまると体内の水分が消耗しやすく、

腸の中も乾燥して便秘に。
         
「便が硬い」「のぼせやすい」「頭痛、肩こり」
               
といった症状が特徴。
            
               
≪ 養生ポイント ≫
           
身体の熱を冷まし、腸の運動を促します。
              
また、水分バランスを整え、
     
動物性の食物や辛いものを控えて、

野菜を多くとるようにしましょう。

 
【 乾燥便秘 】
    
身体の水分・血液が不足し、

腸を潤すことができず、便が硬くなるタイプ。
         
「コロコロ便」「唇が渇きやすい」

「手足がほてる」
             
といった症状が特徴。
            

≪ 養生ポイント ≫

腸を潤すことがポイントです。
    
ナッツ類や松の実、クコの実など

種実類を積極的にとりいれましょう。
      
いりゴマをハチミツで練った

「ゴマハチミツ」もおススメです。