ウィッシュを、ここ数日、ずっと見てるんですよね。

生田絵梨花ちゃんの歌声が大好きで、ずっと聞いてられるし、映画自体もリピートしつづけちゃってます。

だって、悪い王様が、ハンサムでイケボの福山雅治さんとか、悪いけど、にくめなくなっちゃうし

生田絵梨花ちゃんは、ほんとに、表現力というか、歌での感情表現がすごい、魅力的です。

彼女の舞台とか、ミュージカルが見てみたいですねぇ。いつか。レミゼ、観られるといいけど、チケット取れるのかなぁぁ。レミゼはきびしそうですよねぇ。

 

ウィッシュ

 

この映画は、深い。と思う。

 

ロサスを作った王様は、理想の国をつくった。

願いより大切なものはないと信じていた若者だった。

願いは、その人そのもの。その人をうごかす、その人をつくっている。それが願い。

でも、願いをかなえるのはむずかしいこともわかっていた。願いが簡単にこわされることを。

夢をこわされることはなく、大切にまもられ、そして、善良な夢は魔法でかなえてやれる。

それは、ちょっと聞くと、とてもすばらしい夢のような世界に感じますよね。

 

夢は願いはえらばれた人だけがかなえられる。

願いをこわされると、心がきずつくけど、願いを王にあずけて

忘れていれば、わずらわされず、キズつくこともなく、幸せにくらせる。これね、ひっかかる。

 

そんな国、ロサス。

18歳になると、王に願いをあずける。そして、忘れて生きることができる。心おだやかに・・・。

 

主人公アーシャが、ロサスに来た旅人にロサスを紹介するシーン。

願いを忘れてこころ軽やか。願いを忘れるだけ。と言う。その台詞は、こころにひっかかる。

願いがかなう国、と歌ってるけど、かなう人が数人いるけど、ほかの人たちの願いはかなわないまま。

 

王さまは、自分の過去を少し語るシーンがある。

自分の願いは、こわされた、と。かなりひどい目にあったよう。家族もいない。

だからこそ、こわされないように、あずかって守ると。

 

願いを失って、無気力でダメなキャラになった人もいるし、たんたんと生きて100歳になっても

願いがかなわないままの人もいる。王は、かなわぬ願いにわずらわされずに幸せにすごせると信じてる。

たいていの願いは自分ではかなえられない、だから、魔法で夢をかなえてやる、と。ただ、全員のじゃない。

 

 

 

一番好きなシーンは、アーシャが友達と一緒に、真実を掲げて王様のもってるみんなの願いを

返そうと決意し立ち上がるシーン。真実掲げ、っていう歌の途中で、ふいにあらわれる王妃。

王さまの妻ですよね。

 

でも、そのとき、迫力ある歌声で、王妃が、今の暴君と戦うと宣言する。愛してたけど、

もう、彼は変わってしまった、と嘆きながら強く、歌う。みんなと。とてもかっこいい王妃。

この真実掲げ、は、かっこいい。パワフルな歌。

 

王妃は、王が変わってきていることに気づいていた。

だからこそ、アシスタントの面接にきたアーシャをおしている、と言ったのかも。

アーシャなら、王のこころを、少しもどせるかも、とか。

 

アーシャは、自分の祖父100歳のサビーノの願いが今日こそかなうと信じていたから、期待していたから、ダメだと言われて、がっかりもして、そして、王の、間違ってるポイントに気づく。真実にきづく。

 

王というかつては願いを持っていた純粋だった青年が、暴君にかわってしまった。

王を愛していた妻も、彼の変化を見てきていて、止められなかった。きっとわかっていたのに。

エンディングの、そのあと、いつか、ゆるせる日がくるのだろうか。地下牢にとじこめたままにするのか。

 

 

生田絵梨花ちゃんの歌シーンが好きですけど、ほかの、たくさんのキャストがいれかわり歌う歌や、アーシャの仲間みんなで歌うシーンも、そして、ウィッシュをラストにみんなで歌うシーンも、とてもステキ。感動する。彼女の、これからの演技や歌、いろいろ、見て見たい。

 

飽きることなく、リピートしつづけると思います。映画の中のどの歌もぜんぶステキで、ずっと聞いてられます。