「長文 本当に今日あった僕とおじさんの会話」の巻
雨の降る帰り。。。
浅草で仕事を終え、僕はいつも通りバイクのフルフェイスをかぶる。。
エンジンをかけようとする。。
雨の中のバイクは騒がしい仕事を終えたせいかなんか寂しい。。
その時‥‥「あの、、、」
とか細い声で僕の耳に届かせる声が。
傘をさして、ちょっと猫背の歳でいったら60歳過ぎくらいの痩せたおじさん。。。
おじさん「すみません、、、」
僕「えっ??どーしました??」
その時、僕は「なんですか?と聞かずどーしました??」と聞いた。。それは明らからにどーかした雰囲気をしてたからだ。。
おじさん「あの、、、大宮まで行きたいのですがどっち行けばいいですか??」
僕「えっ??歩きでですか!!???電車はまだありますよ」
携帯の時計を見ると22:10だった。。
おじさん「いや、今120円しかなくて、、、実はパチンコで2万6千円すっちゃって、、、」
僕「えっ??電車賃をなくなるまでやったんですか??そんな計画性がない人にギャンブル勝てるわけないじゃないですか!!」
と最後は余計なことをあえて はさんでみた。。
でも話しかけてきたのは向こうだし、文句言われる筋合いはないと。。
おじさん「‥‥」
僕「いや、歩くのは10時間以上かかるんじゃないですか??」
おじさんは身体も細く、歩くのも遅そう。なによりギャンブルで負けてるからなにより悲壮感が出まくりだった。。
僕「交番に言ってお金とか借りた方が良くないですか??」
おじさん「いや、交番にお世話になるのは‥‥」
僕は心の中で「お前みたいなやつはいつかお世話になる可能性あるわっ!!」と思いつつ
僕「歩くのはかなり大変なので、、」
おじさん「‥‥」
僕「‥‥」
おじさんがフッと目線を外す。。僕はその目線を追いかける。。
雨がさっきよりちょっと強く降る。。
おじさんの目線の先は
僕のバイクの後ろ座席!!!!
‥‥いや乗せて送るかっ
そんな雨の中の出来事。。。。