ジェーン・エア | CB

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その場でUP出来ずに、まとめてUPしてます。
未熟者なもんで…

 

Wキャストで、萌音ちゃんジェーンでした。

 

ヘレンは、前半も最後も少ししか出てこないけれど

 

ジェーンの人生にとって、とても大切な人で

 

ヘレンだけで出演するのも他の役を兼ねるのも違うと思うと

 

Wキャストのジェーンとヘレンの組み合わせ絶妙だったと思います。

 

(これは完全に私の想像なんだけど・・・

 

萌音ちゃんも屋比久ちゃんも前半の自分の出番終っても

 

最後の出番までの間しっかり舞台を観ていそうな気がする)

 

 

舞台上には、オンステージシートが上にある壁が両側にと

 

舞台奥のなだらかめの階段の奥にこの物語のシンボルでもある木だけ。

 

キャストの皆さんが椅子やテーブルなどの道具を運んで来たりしての場面変換。

 

アンサンブルさん

 

(便宜的にこう書いちゃうけど、この間の太平洋序曲といい

 

 本当はアンサンブルってひとくくりにまとめたくない方達です)

 

アンサンブルさん達の動きが統制されていて

 

ひとりひとりが繋いでいくジェーンの生い立ちソングとか

 

メインキャスト入れても15人程なのにコーラスの深みとか

 

歌ったり踊ったりするわけでもなく、舞台上にそれぞれ佇んでいたり

 

大きなうねりの盛り上がりははないけれど、落ち着いたオトナの舞台だったなぁと。

 

 

大学卒業した途端、持参金の為に結婚させられた

 

母遺伝の精神病で病んだ妻と4年過ごして

 

父・兄が亡くなって、ふと「戻ろう」って、その時点で妻連れて帰るのまずエライよ。

 

その後に踊り子にココロ奪われて「ハンサム」言われてのぼせ上がって

 

何年か経ったら「子ども育てるのムリ、自由になりたい」って

 

子ども置いていなくなられて、でも子ども引き取ってるし。

 

どっかの時点で逃げたり振り払えたのにそれをしなかった

 

って、ロチェスター卿、女運なさすぎでしょ。

 

ただ・・・ジェーンに対する話し方とか嫉妬させたかったとか

 

ジプシーに変装してイングラム一家追い返すとか

 

ここにもいたな厨2病。

 

20歳以上歳の差があるのにジェーンにすがる姿は

 

なんか可哀そうで、甘えたで、ちょっとかわいく見えて。

 

これは芳雄さんのなせる技かな。

 

そういえばジェーンに「友よ」って

 

「君の友は光一くんでしょ」って一瞬思っちゃったわ。

 

それにしても・・・

 

館に元(実は現)妻が住んでいるのを一生隠しておけると思ったのかい?

 

と、妻兄(大澄賢也さん)突然訪問して噛まれて、結婚式の邪魔して

 

って、兄ナニしに来た? もう少し何とかしてあげなさいっ。

 

 

叔母が、ジェーンを父の弟という人が引き取りたいと言ってきた時に

 

「死んだ」と言って渡さなかった、幸せにするのが嫌だった理由が

 

寄宿舎の皆の前で、息子の前で罵倒されたのが屈辱だったからって。

 

そもそもジェーンが自分たちに反抗的だったりするのも憎まれたのも

 

自分たちの行いのブーメランだと思う。

 

ただ・・・ジェーンを苛めたイトコ(神田さん)は、元々いじめっこだったのかな。

 

親が、邪魔モノ扱いしたから真似たんじゃないかな。(神田さん贔屓?)

 

若干、因果応報的にジョン、悪い仲間と遊びに溺れて死んでるし。

 

 

描く肖像

 

ロチェスター卿が結婚するのが悲しいのもあるけど

 

萌音ジェーンは、かなり怒ってたよね。
 

 

ほんの小娘

 

あれあれ・・・あんな優しそうにしてたのに・・・

 

もしかしてこの先苛められちゃうの? って思わせといて

 

喜んでもいいのね♪ってハグ。

 

ドキドキしながら聞いてた分、この曲は私的お気に入り。

 

この頃のイギリスの家庭教師の地位の低さ

 

「ルイス・ウェイン」をふと思い出した。

 

日本だけじゃないんだよね

 

わけのわからないものに窮屈な思いをさせられていた時代があったのは。

 

 

物語後半の畳み掛けが私的にツッコミっぱなしで・・・

 

エドワードとの結婚断って街で行き倒れって

 

拾ってくれた人(シンジュン)が叔母さんの家にたまたま住んでるって

 

(叔母さん亡くなってからザックリ話カットされていると思われるんだけど)

 

シンジュン、インドに行くから妻になれって

 

しかもシンバ並の歌い上げな自信満々っぷりは、どこからー?

 

(中井智彦さんだったわ)

 

「はい」ってジェーンOKするんかーい

 

ロチェスター卿の声が聞こえた気がしたって

 

今OKしたのに断るんかーい

 

戻ってみたら結婚式の次の日に元妻の放火で全焼

 

館に取り残された妻を残せないと戻ったロチェスター卿・・・

 

って、ロチェスター卿生きてるんか―いっ。

 

困りの種の元妻、飛び降り自殺してるし

 

ロチェスター卿は財産を失ったけれど

 

ジェーンの叔母さんからの遺産があるし

 

子ども出来たらアデール可愛くなってるし

 

Happy End !?

 

って、家族のHappyEndに家政婦さん紛れてますけど-。

 

↑ってな話を仕事の相棒にしたら「・・・原作本貸してあげる」って。

 

 

キリスト教的な教えと「赦す」っていうのが

 

わかりにくいっていろんな媒体に書いてあったんだけど

 

赦すっていうのは、ただ優しいだけじゃないし我慢する事でもなくて

 

信仰心に直結している事でもあって

 

神様を信じるっていうのはそのまま自分の生き方そのもので

 

あーやっぱうまく言えないな。
 

 

話に突っ込んだり登場人物に文句言ったりしてるけど

 

感覚では、ストンと納得はしているのよ。

 

と、

 

観ていて、空気的っていうか根底に流れているものにレミゼがちらついて。

 

誰かを赦すっていう事、神様の元に召されるという事は

 

レミの最後誰かを愛することは 神様のおそばにいることだ

 

に通ずるんじゃないかなと。