ナイツテイル -騎士物語- 1 | CB

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その場でUP出来ずに、まとめてUPしてます。
未熟者なもんで…

 

前回公演の時は「どーせチケット取れないだろうなぁ」とエントリーもしなかったのですが

 

TVでナイツテイルの曲を何度か観ている内に観たくなって、ダメもとでエントリー。

 

今年の東宝ナザは怖い位に当たる。

 

去年までの当たらなさを取り戻すがごとく当たってます。

 

しかもチケット見たら2列め!

 

ホント、どしたどした? こわいわ。

 

 

全てシングルキャストなので、キャストボードはありません。

 

上演前の影アナが岸さん!「騎士物語・・・岸物語」って。

 

劇場が暗転する前からオケが鳴り始め

 

(ギリで劇場に着いた人めっちゃ焦るだろうなぁ)

 

OPの♪騎士物語 を聞いていて

 

カリブの海賊で、船に乗って出発~落ちる前のワクワク感に似ている!

 

って瞬間思ったんだけど、私だけ・・・よね。

 

舞台の奥に和楽器演奏隊。

 

劇中、時折出てきて三味線やら尺八やら演奏していく。

 

 

歌と台詞で状況説明されるのはミュージカルの定番ではあるんだけど

 

今回、台詞も歌詞も情報量がハンパない。

 

さっすが、元ネタがシェイクスピア。

 

(「○○○な××よ」とか、フツーに名前を呼ばないのも

 

私的にシェークスピア劇っぽいと思うのです)

 

伏線張っていたりもするので、どの台詞も歌詞も聞き逃せない。

 

 

しかも。ひとつひとつの場面がとても丁寧に展開していくので

 

あれはあれ。それはそれ。でも後で繋がって・・・

 

と頭の中の整理スピードをフル回転させないと置いていかれそうになる。

 

 

ちょろっとしか出てこなかったけど、叔父のクリオン(後で気づいた大澄賢也2役だったのね)

 

は暴君って事でいいのよね。

 

あぁ・・・だから上白石萌音の役名が名前じゃなくて「牢番の娘」なのね。

 

休憩時間、観終った後に復習気味になりました。

 


魅せる光一くんと聞かせる芳雄さん。

 

(芳雄さんが魅せない、光一くんが聞かせないってわけじゃなくって

 

 お互いを更に上回るって意味でね)

 

なのに

 

ふたりのシーンは、2次元に恋する高校生ヲタみたいなワチャワチャ。

 

距離的には、部活が同じでいつも一緒にいるふたり。みたいな。

 

牢屋でふたりでいれば楽しいか。。。とか

 

「俺の方が先に見たんだ」ってトコロからマジ喧嘩するとか

 

話している内にどんどん袋小路に入ってしまうふたりを見てて

 

聞いている方としては

 

「落ち着いて。まず大前提から考え直しなさいよ」って諭したくなる

 

もう・・・もう・・・設定年齢幾つだ?って思うような

 

アーサイトとパラモン。 堂本光一くんと井上芳雄さん。

 

どちらかが欠けても成り立たないナイツテイル。

 

このふたりの関係がうまくいったところで、この舞台はほぼ成功だったんじゃないかな。

 

 

エミーリアと牢屋版の娘。

 

最初は、音月桂と上白石萌音は逆じゃない?って思っていたんだけど

 

(アーサイトとパラモンの身長差も考えると更にね)

 

観ていくうちに納得。

 

音月さんの完璧な清廉さと

 

「うふふ」っているけど、実は中身オトコマエなエミーリアは

 

この先、新しい社会を作っていく未来を彷彿させる。

 

特にヒポリタとエミーリアの関係(バランス)を観てると

 

音月さんがエミーリアで正解!って思ったんだよね。

 

萌音ちゃんの一生懸命さとちょっと幸薄そうな感じは

 

牢番の娘の正気を失わせるだろうなって

 

(牢番だった時、なんであんなに汚れてたんだ?)

 

今回2列めの上手側端っこだったんだけど

 

階段状の舞台セットの上から萌音ちゃんの歌が降ってくる感覚を味わって

 

あぁ再演でもちゃんとキャストされる実力持ってるんだなぁと。

 

(もうすぐ朝ドラ『カムカムエヴリバディ』北斗も出るから楽しみぃ)