師走恒例の天体ショー「ふたご座流星群」が14日午後9時ごろ、最も活動が活発になる「極大」を迎える。12日夜ごろから流星が増え始め、連日夜明けまで数多く出現する。同時期には「ウィルタネン彗星(すいせい)」が地球に近づき、流星群との競演を楽しめる。

 ふたご座流星群は三大流星群の一つ。毎年多く観察でき、年間最大の流星群として知られる。極大に合わせて夜空の暗い場所で観察すれば、最も多いときで1時間当たり40個以上を見ることも可能だ。

 国立天文台によると、ふたご座流星群は17日ごろまで続くとされ、13、14日の夜が見頃。流星は夜空のどこにでも現れ、観察には双眼鏡などは不要で肉眼が適しているという。ただ、数は極大から離れるほど少なくなる。

 村上市の天文イラストレーターで写真家の沼沢茂美さん(60)によると、ウィルタネン彗星は16日に地球に最接近する。一目では彗星とは分かりにくいが、双眼鏡を使ってオリオン座やおうし座の近辺を観察すれば、緑色の光を放つ彗星状の姿が確認できるという。沼沢さんは「この時期は県内の天候はよくないが、流星群は例年見ることができている。彗星も観察できるチャンス」と呼び掛けている。






やっぱりこれは大好きな人と一緒に観たいよ



一緒に同じ場所で、同じ時間に隣で空を見上げたい