■引き立って見える1行評:イ・ヒョジェを見る面白味だけでも充分だ。


映画<ホーム>(監督キム・ジョンウ)は大人たちの反省文だ。

14才幼い中学生‘ジュノ’(イ・ヒョジェ)の時点だが、

成人観客は見る終始‘申し訳ない心’を持つことになる。

ランニングタイム100分ずっと残忍な現実を見て回って自身を見て回るようにするのが、

すぐに<ホーム>が持っている力だ。

 

 

<ホーム>は突然のママの死に行き来するところなくなった‘ジュノ’(イ・ヒョジェ)が、

異母兄弟‘ソンホ’(イム・テプン)の親パパ‘ウォンジェ’(ホ・ジュンソク)と会って、

‘家族’の正しい意味を悟ってその中に編入しようと努める過程を入れる。


この作品の美徳はすぐに‘イ・ヒョジェ’それ自体だ。

14才子役の限界を抜け出してある作品を導く男主人公として口実をまともにやり遂げる。

彼の目くばせ、表情変化一つに観客は気をもんでしっとりとした目じりを摺りこむ様にする。

‘家族’の垣根の中にどうにか入りたい幼い子供の深い内面をどうすると、

このようにも繊細に表現するのか、見るにおいを発した膝をポンとたたくほどだ。

 

 

保証された演技力中で繰り広げられる淡泊だが、

深みある叙事とも見る人の視線を引き寄せる。

‘ママの内縁の男と家族になる’という多少設定を登場人物の可能性ある行動で、

観客が負担にならないように受け入れるようにする。

わずかなエピソードまで生かす監督の演出力が卓越する。


この作品の力はこれだけでない。

‘ジュノ’の悲劇的な理由を通じてスクリーンを見る成人観客が、

‘私が本当におとななのか’という質問をするようにする。

‘今の私を回ってみなさい’という厚い本でも簡単にくれないメッセージを、

ランニングタイム100分目で十分に伝達する。

嫌うことはできない‘内縁の男’ウォンジェ役のホ・ジュンソクが目につく。

劇の中心を導く唯一の成人俳優だが、子供たちの演技を後押しする口実を、

忠実にやり遂げる。

また‘ジュノ’の変化を納得できる契機を説得力あるように伝達する。

先月30日封切りした<ホーム>。

資金力前面に出した商業映画の間でコンテンツ力だけで自生することができるだろうか。

彼の底力は全国劇場家書確認することができる。