ミュージカル'Evil Dead(이블데드)'

完全な俳優がゾンビに変身してたまには醜いみすぼらしい姿で死んでいく。
鮮血が散り乱れた舞台は明らかに極限の恐怖をかもし出すものの、
スラップスティックコメディーも厭わない人物のアクションに観客は始終一貫爆笑の連発だ。
熟練した観客は特に血がよく飛ぶという席に座ってあらかじめ準備した、
白いシャツを取り出して着て血を渇望する。
 このすべての光景はミュージカル'Evil Dead'だけで確認できる実際の状況だ。

 

 

残忍で、あきれて、笑わせる

'Evil Dead'は林の中の小屋に旅行に出発した五人の若者が偶然に、

悪の霊魂を復活させて広がるハプニングを入れたホラー、カルト、コミック ミュージカルだ。

この作品は泉レイミ監督が1980年代に発表した同名の映画1,2編を原作にするが、

これを舞台化する過程で本来のカルト的な指向とあきれる設定のエキスだけを、

抜き取ったのでよりすさまじい笑いを誘発させる、血まみれ‘猟奇ホラーショー’だ。

舞台の上を転がる切られた手とゾンビで復活した死体。

動く木の息詰まる攻撃と主人公の突然恋愛モードまで。

荒唐無けいな状況の連続だがこれがすぐに'Evil Dead′が期待される、

代表的な理由であろう。

‘非好感’を演技する‘好感’行く俳優

事実'Evil Dead'のキャラクターには誰一人正常な人物がない。

顔は特殊メイクをしたしずっと奇声をあげまくって、一人だけ生きると地団駄を踏んで、

見栄えが良く追撃される‘醜い’姿を見せたりもする。

それでもリュ・テガン、チョ・ジョンソク、ペク・ミンジョン、ヤン・ジュンモ、イム・カンヒなど、

派手な経歴を持った実力派俳優が出演意思を明らかにしたし、

彼らは全員作品に対する熱い愛情を表わした。

特に2007年韓国ミュージカル大賞授賞式で主演男優賞を受賞した後選択した、

初めての作品だと演技変身がより一層期待されるリュ・テガンの場合には、

“提案を受けた作品中最も独特でした。

これも伝えたかったです。

コミカルな演技と表情、さらにはスラップスティックコメディーも、

消化しなければなりませんから。”

という所感を明らかにして公演に対する熱意を表わすこともした。

小劇場なのでより一層期待される異色ミュージカル'Evil Dead'。

心臓を引き締めてくる緊張と恐怖、これを一瞬にして制圧させるコミックの整数まで。

行き過ぎた悲鳴と爆笑にややもすると喉がかれることもできるので、

観客は、あらかじめ首の管理するように願う。