開幕式では多くのご来賓のご挨拶が続き、その後監督のご挨拶が行われました。
映画のブログですから映画に関するところだけチョイスします。
伝説の監督と言われているイ・ジャンホ監督と、
東京国際映画祭で上映された「眠れぬ夜」や日本でロケして製作された、
「ひと夏のファンタジア」のチャン・ゴンジェ監督、
そして日本の監督であり、日中合作「スイートハートチョコレート」の篠原哲雄監督が、
挨拶を行いました。
その後、俳優のチョン・マンシクさんや広報大使を務めていますドン・ヒョンべさんも登壇。
出演した作品に対して語りました。
皆さん、こんにちわ。
監督のイ・ジャンホです。
1981年にぴあフィルムフェスティバルにご招待頂いて、
今まで何度となく日本に来ているように思います。
その1981年に日本の映画祭に招待されてきた時に、
日本ではあっちこっちで映画祭がたくさん開かれていて、
韓国ではあまりなかったので訊ねてみたんですね。
すると200くらい映画祭が開催されているという事でした。
今では韓国でも2,30件の映画祭が開かれるようになりましたが、
それでも韓国では映画祭が多すぎるんではないかと話が出ています。
私はこれは多すぎるのではなくて、
もっと多く世界で一番映画祭の多い国になって欲しいなと思っています。
ぴあフィルムフェスティバルで初めてお会いしました大島渚監督、映画評論家の津島さん、
若松孝二監督とお会い致しまして、彼らと交流が出来た事が、
私にとっては非常に有意義な時間でした。
今ではもうお亡くなりになってまたお会いすることが出来なくなた方々です。
新大久保映画祭が、韓国でも多くなってきている映画祭と姉妹映画祭になって、
交流していければいいなと思っております。
映画祭は外から見ると優雅でとても楽しそうに思えますが、
今日も紹介されて挨拶させて頂いた皆さんを見ると皆さんお忙しく、
白鳥のように優雅に泳ぐけれどどこかバタバタしているように思います。
互いに手を取り合って力になりましょう。
今回の映画祭で「ひと夏のファンタジア」という映画で、
参加させて頂いたチャン・ゴンジェです。
先ず新大久保映画祭にお呼び頂きましてありがとうございます。
そして韓国で伝説的な監督であるイ・ジャンホ監督と共にいる事が出来て、
大変光栄に思っております。
映画祭は観客の皆さんが大勢参加することで賑わいますので、今日の開会式のみならず、
皆さん映画をたくさん見にいらして来てください。
ありがとうございます。
こんにちわ。
篠原(篠原哲雄監督)と言います。
ここは日本なんですけれど、まるで韓国にいるような感じなので、
日本代表できた感じがします。
昨年この映画祭で「スイートハートチョコレート」という映画をかけて頂きました。
その映画は日中合作映画で、中国の資本で作られた映画でした。
そういうタイプの映画は日本ではなかなか公開し辛い状況がありまして、
2012年に出来上がった作品なんですが、その時から日中間のいろいろな摩擦が有りまして、中々文化交流が遅れていた時代かと思われます。
まあ、それだけが理由ではないんですけど。
日本で年間作られている映画は500本以上となっております。
おそらくデジタル化という事でたくさんの映画が本当に作られるようになりました。
それで、逆にそれだけ作られるという事は公開されていない映画がたくさんあります。
公開できない映画がたくさんあるという事は、例えば新宿にある大きな映画館、
シネコンと言われるところは増えていますが、
単館系と言いますか1本の作品を長く上映される映画館と2つに分かれています。
そう言った状況が有りまして、日本の大きな資本の東映・松竹・東宝での撮影所を、
中心に作られた作品はシネコンでかけやすいんですが、
独立プロ系で作られた映画は非常に上映しにくくなっています。
僕の「スイートハートチョコレート」も独立プロ系で作られた物なので、
中々上映する機会が有りませんでした。
映画祭の意義の1つはそういった映画に対して暖かい目を持っているという事が、
あると思います。
日本にはこの新大久保映画祭を始め、各地域にたくさん映画祭が有るんですね。
僕の作品が上映されることになった映画祭というのは広島のお蔵出し映画祭という所です。
公開されていない映画の中にはまだ日の目を見ていない凄い名作というのが、
有ると思っていて僕が言うのも恥ずかしいんですがその映画祭に選ばれまして、
そこで賞をもらう事が出来て、賞を貰う事によって公開の運びになると言う。
その陽の目を見ていない作品をたくさん集めてそれを映画祭で上映して、
賞を受賞した作品を公開すると言いう映画祭なんです。
僕のように中々公開されなくても、日の目を見て、発表されて、
支持を得るという事があると思うんです。
まだ公開されていなくても人々に見て頂ける場だと思うので日本を始めとして、
文化の交流の場として、東京の真ん中で、アジア映画を上映という事を掲げているので。
今年自分の作品が無いんですけどこうして映画祭が広く発展できますように。
韓国からの監督も多く出席して頂いているんですが、映画を見て、
お互いの国の事をトークショーなどでお話しして欲しいと思います。
今年日本映画でお勧めしたいのは、「3泊4日~」という映画が有りまして、
大きな公開をしている訳ではありませんが、
1つの日本映画を知って頂くためにもご覧になって頂きたい作品です。
今後も映画祭が発展して頂けますように願っています。
司会:俳優のチョン・マンシクさんです。
映画祭で上映される「ベテラン」の見どころを教えてください。
チョン:「ベテラン」はコミックアクション犯罪刑事物となっています。
ある強い権力を持つ者とその権力の中で犯罪を暴こうとする熱血刑事の物語です。
大変正義が詰まっている映画で、有名なセリフとしましては刑事役の方が、
「俺たちはお金がないだけで、顔が無いわけではない」というのがあります。
そういった正義が詰まっている映画ですので、
ご覧になってとても痛快で爽快な気持ちになると思います。
司会:撮影時の面白いエピソードなどが有りましたら是非聞かせて下さい。
チョン:面白いエピソードだという事ですが、危ないエピソードはありました。
危ないエピソードは怖いのではと思いました。
司会:怖いエピソードも気になります。
是非聞かせてください。
チョン:それはちょっと難しいです(笑)。
現場はいつも楽しかったので、楽しかった思い出しかないんですが、
その中でも一番楽しかった事といえば刑事たちが私の役を訪ねてくるシーンが、
有るんですが今回のアクションシーンがありました。
実はそのシーンを撮影していた時にある方に踏まれて、
足の指が骨折してしまったんですよね。
その2日後に壁を登るシーンを撮らなくてはいけなくて、
足を怪我したままそのシーンを撮影した思い出があります。
韓国ではそういった事情もありますが、情熱を持ってたくさんの映画を撮影しています。
司会:監督のリュ・スンワンさんについてお伺いしたいのですが。
チョン:リュ・スンワン監督は私より1年上なんですけど、
たくさんの武術を錬磨されている方で、且つとてもウィットに飛んだ方で、
私の知っている韓国の監督さんの中では一番面白い人だと思っています。
「ベテラン」をご覧になって頂きますとその「ベテラン」の中でも、
監督のユーモア、ウィットがたくさん溶け込んでいます。
司会:最後に映画祭へのエールをお願いします。
チョン:今後もますますの映画祭としてのご発展を心よりお祈り申し上げます。
また今日来られた観客の皆様もまた映画の中でもお会いできることを願っています。
ありがとうございます。
司会:俳優のドン・ヒョンべさんです。
出演映画「同窓生」ついてご説明ください。
ドン:北に住んでいた兄妹が離れ離れになって、
自分の妹を助ける為にいろんな苦難を通して救う映画となっています。
司会:映画「同窓生」の見どころを紹介してください。
ドン:映画「同窓生」是非見て頂きたい所は、私がTOPをどれだけいじめるかです(笑)。
そして私がどれだけ殴られるかという所です。
そこをよく見て下さい。
そして高校生を自然に演じた演技を見て下さい(笑)。
司会:映画祭へ応援のメッセージをお願いします。
ドン:新大久保映画祭が今年で3回目だと伺いました。
そして4回、5回と、そして1000年と続くような素晴らしい映画祭にして頂きたいと思います。
この映画祭ではいろいろな国の映画が上映されると伺いました。
良い映画がたくさん上映されると思いますので皆さん是非楽しんで下さい。
今日から開催されます。
大きな映画祭になればと思います。
皆さん、ありがとうございました。
これから歌を歌うのですがどうしよう^^;。
どうして良いのか判りませんが広報大使ですので頑張って歌う事にしました。
広報大使でもある俳優のドン・ヒョンべさん。
BIGBANGのSOLさん、ヨンべのお兄さんでもあるんですね。
初めて知りました。
1曲ミュージカルソング”パレル(洗濯)”の中の曲で、
「本当に綺麗だね(チョン イェッポヨ)を歌ったんですが・・・><;。
兄弟ともに歌が上手という訳にはいきませんでしたね。
最後の写真のように一生懸命歌っているのを感じましたのでそれで良しかな^^。
K-POPではTHE 5tionがオープニングと最後の方で登場しました。
全部で3曲ほど歌ったかな。
そしてもう1組がB.Crown・・・だと思いますが自信はありません^^;。
本来は4人ですがステージ写真は失敗しました~。
そのうちの2人に撮影させて頂きました。
4人では無くてお許しを!
歌う時、オケが間違って流れたというアクシデントもありましたが、お疲れ様でした^^。