映画界に復古風がミュージカルへ渡った。

大衆的に大人気を呼んだ映画がミュージカルで公演されること。

ミュージカルへ渡った名作は感動を越えて生々しさまで感じることができる。

最近目につくミュージカルは去る1990年封切りした'愛と魂'をモチーフにした、

'ゴースト'(来る24日公演)と2001年封切り作'友人'をまねた同名作、

'友人'(来る29日公演)だ。

'ゴースト'と'友人'は性格から違う。

ライセンス ミュージカルと創作ミュージカルという差もあって、

国外映画と韓国映画を原作にした点も違う。

また、封切りも1990年と2001年で11年という歳月の差がある。

しかし'ゴースト'と'友人'が製作された背景は映画界復古熱風と似た脈絡だ。

過ぎ去った時代の思い出を刺激することだ。

ミュージカルの友人の製作会社チェ・ヨンソク代表は、

"映画をミュージカルで作るといった時憂慮の声があった"

と製作を決めるまで多くの悩みがあったことを打ち明けた。

しかし、

"1980年代背景と音楽をよく活用して映画を跳び越える作品を作る"

と明らかにした。




'ゴースト'は映画封切り当時劇場で原作を見た中壮年世代観客を、

主観客層で狙う。

'ゴースト'はパトリック・スゥイージーがデミ・ムーアの後からハグをするように、

共に陶磁器をかもす名場面と主題が'オンチェインドゥ メロディ'で、

韓国内ファンたちにも多くの愛を受けたことがある。

ミュージカル舞台でもその時その感動をそっくり再演する計画だ。

オリジナル ミュージカル製作者コリン イングルレムは、

去る4月ソウルで開かれた製作発表会に参加して、

"原作映画が多い愛を受けた韓国でミュージカルが公演されるというのが、

うれしくて観客が失望しない公演を作る"

と明らかにしたことがある。



'友人'は原作の感じをたくさん生かした。

クァク・キョンテク監督を特別芸術監督で招へいしたし、'友人'以後12年ぶりに、

続編である'友人2'の封切り日と巧妙にかみ合わさった。

'友人'と'友人2'が時代を行き来するならば、

ミュージカルは1980年代を主な背景に公演される。

ミュージカル'友人'関係者は、

"作品の空間的背景になる釜山(プサン)で初めての公演を始めるなど、

映画'友人'を興味深く見た観客をミュージカル舞台に引いてくる戦略だ。

そちらで観客層をさらに引き寄せることができるだろう"

と言及した。

映画をモチーフにしたミュージカルは思い出と郷愁が主武器だが、

新しく誕生したミュージカルは復古にだけぶらさがらない。

原作を分からない若い層も楽しんで見られるようにキャスティングと、

舞台効果にも気を遣った。

'ゴースト'はチュ・ウォン、アイビーなど歌と演技が同時に可能な若い俳優を、

主人公で前に出して'愛と魂(ゴースト)'をよく知らない若い観客層を、

吸収しようと努力した。

また、外観的には原作映画で見せてくれた特殊効果を、

ミュージカルでも見せる計画だ。

'友人'もやはり2AMチャンミンをキャスティングするなど若い層を、

引き込もうとする努力を惜しまなかった。

映画に吹いている復古風はミュージカル系にも新鮮な新しい風を追い立てた。

果たしてこのミュージカルが原作映画が観客にプレゼントした感動を、

見せられるか、でなければ映画の魅力とミュージカルの長所を生かして、

さらに大きな感動を抱かせられるか期待される。