kazumiのミーハーワールド!-kazumiのミーハーワールド!


2014.5.1公開

112分

イ・ジョンピル監督

キム・イングォン、リュ・ヒョンギョン、キム・スミ、イ・チョヒ、

イ・カンヒ、オ・ヒョンギョン出演

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'全国のど自慢'の最も大きい美徳は'正直な映画'というものだ。

'人'を前面に押し出したヒューマンドラマ ジャンルはほとんどの、

いかにも強情そうな設定を入れて観客に笑ったり泣くのを強要する。

しかし この映画は私たちの隣で十分ボール法ある現実的な理由で、

自然な共感を誘発する。

刺激的なMSGがなくて味はないが、ファーストフードに真っ青になる時、

思い出すおばあさんのテンジャンチゲのように。

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'全国のど自慢'は大韓民国代表プログラム'全国のど自慢'に出場した、

参加者がただある瞬間、人生の主人公になるために夢の舞台に、

出場までの過程を描いた作品。

大韓民国放送会社に一線を引いた長寿プログラムを、

スクリーンに移した映画は去る30年間あふれ出た数多くの話を、

4種類から選び出した。


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妻ミエ(リュ・ヒョンギョン)の美容室で働きながら、

国民歌手を夢見るポンナム(キム・イングォン)、

のど自慢に出て行って自身の名前を知らせようとする、

キムヘ市場ジュハ(キム・スミ)、

飲み物ブランド広報のために背中押されてのど自慢に出場することになった、

ヒョンジャ(イ・チョヒ)、

ソウルに発ったママを待っておじいさん(オ・ヒョンギョン)と生きる、

小学生(イ・カンヒ)の理由がそれだ。



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子供からおじいさんに達する多様な世代の理由を羅列して観客を幅広く、

受け入れようと思う意図が伺える。

その過程で世の荒波にやつれようと弱まってしまった夢、

始める男女の荒っぽい愛、おじいさんと孫娘の切ない情などの、

なじむ情緒が観客の胸に自然に食い込む。

後半部に達して映画は主人公が登場する'全国のど自慢'に焦点を合わせる。

各自意味ある理由を抱いて舞台に上がった参加者は汗と涙をこぼして、

ただ一度の舞台を見せる。

プログラムをそのままスクリーンに移した設定が、

多少平易でやぼったく見えるのは事実だ。

しかしこの映画のモチーフがのど自慢番組から出発したのを考えれば、

頭がうなずくようになる選択だ。


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'全国のど自慢'はその誰もバカな天使で描いたり、

お話にならない悪党を作らない。

ただ私たちの人生でよく道理が正しい話を素材で始めて、

感動の塔を積み上げる。

しかしこの点は映画の長所であると同時に短所でもある。

劇的なクライマックス、いわゆる話す強力な'漢方'が不足するのに、

若い観客にどれくらい訴える力あるように近付くかは未知数だ。


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ほとんどの出演陣は安定した演技で各自のキャラクターに、

生命力を付与している。

特に主人公'ポンナム'役のキム・イングォンは誠実な演技で映画を輝かせる。

専門家に学んだという踊りと歌は職業歌手には比べるところはなれないが、

歌手を夢見るアマチュアを表現するには不足がない。

また、製作者がシナリオ段階からキャスティングを念頭に置いたという、

元老俳優オ・ヒョンギョンの熱演も印象的だ。

外部で感情の表出をほとんどしないながらも表情と声だけでおじいさんの、

暖かい情を表現やり遂げて観客の鼻先をじいんとするようにする。

'全国のど自慢'の山役者であるソン・グゲギ登場はこの映画が、

プレゼントする最も当然のボーナスだ。

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知らされたように'全国のど自慢'は放送人イ・ギョンギュが'福輸血情'、

'覆面月号'に続き6年ぶりに製作に出た作品だ。

'全国のど自慢'の映画化を決心した彼は何と4年間シナリオ作業にまい進して、

説得力ある話を作るのに精魂を込めた。

幸いにも作品的な価値や興行に対する欲に執着しなくて観客との教頭を、

優先視した彼の正直な映画哲学は作品にそっくり投影されたと見られる。