うっかりしていて公開日を忘れておりまして^^;、3日前にチケットを手にして、
本日の舞台挨拶2回目を見てまいりました。
新宿ピカデリーの13:15の回で、雨がぽつぽつ降り始めました。
開場に着くと何故かマスコミが入っておりまして長めの舞台挨拶になりました。
フジTVの軽部アナが司会で登場し、広末涼子、稲垣吾郎、福田麻由子、
高田翔(ジャニーズJr.)、栗村実監督の順に挨拶が行われました。
娘を交通事故で亡くした母親が、シングルマザーの高校生や、
小学校の先生と知り合い、娘に会いたいという思いから、
生まれ変わりを信じる母が幸せを求めるようになるまでの再生のドラマです。
多くの謎が最後には奇跡として現れる事になるのですが・・・。
最初に挨拶した広末さんは、
「たくさんの秘密が隠されていて、最後の最後にある熱いもの、
グッとくるものを感じてそれを持って帰ってもらえると思います」
更に軽部アナから稲垣さんと夫婦役を演じたがどうだったかと聞かれると、
「イメージがとても変わりました。
王子様のようで、インテリで、クールなイメージだったんですが、
監督から’今回は田舎にいるお父さんになって普通に演じて欲しい’と。
それを悩みながら誠実にやってらっしゃいました。
ご自身とかけ離れた役だから難しいのかなと思ってたら、
子どもを見ていてうるっとして、泣いちゃうのかな? と思うような、
グッと入り込んでいるところも何度かあって、
’クールな稲垣さんが感動してる!’って(笑)。
とても温かい人なんだなとイメージが変わりました」
『確かに子どもとか嫌いそうに見えますもんね(笑)。
僕は広末さんは変わらないと思いましたよ。
以前共演した時と同じように温かい人だと思ってたし、
見ていてより温かい人なんだなと感じましたけど…(稲垣)』
夫信樹役を演じたことに対しての質問に稲垣さんは、
『今まで演じていた役とはかなり違っていました。
栃木県に住んでいる水道局の職員で作業着を着ています。
今まではぴたっとした衣裳しか着た事がありませんが(笑)。
今つけているのは白いストールで、ストールを身に着けていますが、
手ぬぐいが似合うお父さん役です』
映画にちなんでもしも生まれ変わったら?という質問に高田さんは、
「自分が大好きなので、また自分になってジャニーズに入って芝居がしたい!」すると稲垣さんは、
『頼もしいですね。
ある程度、ナルシスティックなところがないとアイドルはできないと思うから。』
軽部アナから’因みに高田さんにとって稲垣さんやっぱり雲の上の人?’
「雲の上を通り越して違う星の人。
初出演の映画で共演すると聞いて驚きました。
現場でもどう話しかけていいか分からず緊張しました。
でも、おかげで4日に稲垣さんと草なぎさんがやっている、
舞台を一緒に見に行きました。
家族と一緒にいる時マネージャーさんから電話があって、
稲垣さんからお芝居のお誘いが来ていると連絡が来たがどうする?と。
勿論、行きますとお返事したら、家族から’いつ行くの?’と聞かれ、
’今でしょう’(会場の観客から大きな拍手、笑)」
稲垣さんも、
『生まれ変わっても自分のままがいい。
もう一度、人生をやり直すならどうしてもやり直したい過去があるんです。
実は昔、僕が24歳位の頃、広末さんはまだ高校生だった頃に、
某踊るドラマで共演したんですが広末さんファンの友人にサインを頼まれて、
亀○プロデューサーにお願いしてサインをもらったんですが、
宛名で“稲垣さんへ”と書かれていたんです(笑)。
それも写真つきで。
それ以来、広末さんに会うたびに’この人、私のファンなんだ’と、
思われてたんじゃないかと…。
そのサインは友人に見せて、写真をはがしてそれだけ渡しました。
いまでも僕の部屋に飾ってあります。』
そう言って過去の恥ずかしい思い出を語りました。
当時広末さんは忙しすぎて顔も覚えられなかったようで、
「人に会う時は’初めまして’を絶対に言わないようにしていました。(広末)」
『今度、見せてあげます。(稲垣)』
「それはそれで恥ずかしい!(広末)」
今日までこの話を黙っていてくれたんですねと言う司会の言葉に、
会場は笑いで包まれました。
そして広末さんは、
「私は魚に生まれ変わりたいです。
泳ぐのが好きだし、魚だったら話さなくても良いでしょう。
いろいろ宣伝であちらこちらで話したので疲れました。
話すのは好きなんですが、後でこう言う風に話せば良かったとか、
あのように話せば良かったかと反省する事が多いんですね。
ですから話さなくて良いので魚に。」
福田さんは、夫婦役もした事が無いのにいきなりシングルマザー役。
「やっぱり自分に生まれ変わりたいです。
出来れば駆け足の速い私に生まれ変わりたいです。
毎回走るシーンが有ると練習してから走ります。
今回は走るシーンが無かったので良かったです。」
この日、映画に出演している子役の戸田みのりちゃん(7歳)、
横溝菜帆ちゃん(5歳)、吉光蒼くん(3歳)も登場。
加奈子役を演じたみのりちゃんから広末さんと稲垣さんは、
似顔絵のプレゼントを受け取った。
特に目がくりくりで頭もくりくりな部分が的確に特徴を捉え、
開場では拍手が沸き起こった。
みのりちゃんは絵を描くのが大好きで熊などを良く描くと言った。
撮影は1年前の桜の咲いている今時で、1ヶ月間だったと言う。
映画についてはいろいろ謎解きもあるので?ストーリーは語れません。
ですが、語れる程度を少々。
娘を亡くす広末さんが主演の映画ですが、
母の思いがこのようにも強いものなのかという部分が、
ひしと伝わってくるような、
とっても辛い話を彼女の独特な口調で届けてくれる物語。
登場人物各自の成長を感じさせるストーリーでもあり、
悲しみの中で人はいかに立ち直って行くのかも伝えている。
その人なりのゆっくりではあるが、自らの幸せ探しのような感じも含まれる。
色物的な役が最近多かった稲垣吾郎にとって普通の父親役が、
中々新鮮であったし、違和感無く見ることが出来る。
初七日、49日、一周忌、三回忌などと時間の経過もある中で、
映画の中でどのように時が流れていくのか繊細ながら大雑把で、
なかなか良い感じに描かれています(笑)。
桜の花ビラの使い方が良くて上手い具合に描かれているし、
最初っからこの物語を見ていなければ最後のシーンまで繋がらなくなるので、
最後まで気を抜かず見ることをお勧めする映画です(笑)。
事前のフリが凄くある映画ですので。
お子さんを持っているお母さんはハンカチ持参が良いのかも知れません^^。