kazumiのミーハーワールド!-kazumiのミーハーワールド!


「ぼくに炎の戦車を」が終ったと思ったら、

あっと言う間に「二都物語」の本番が来てしまったようなそんな感じです。

会場はお花が禁止なので贈り物の花輪が飾られていないせいか、

とってもすっきりした会場でした。

午前中はマスコミが入っていたようですね。

パンフレットに誤りがあったとの事で開場間際に納品されたようで、

ちょっとバタバタ感が初日っぽかったです^^。

受付の所につっちーが剛君の事務所の方と話しているのが見えました^^。

開始は5分ほど遅れて上演開始しました。

暗転を少なくしてコロスの歌で場面転換。

この作品は夏にミュージカルとしても「二都物語」が上演されます。

冒頭からアクションシーンで音が入るせいかマイクオンです。

あ、コロスの歌のシーンは全てマイクで拾ってスピーカーから流れます。

ですので歌や音の後、若干残像音が残っている感じでちょっと気になりました。

兎に角、出演されている俳優さんがミュージカルや劇団主催者など、

本当に上手な方々ばかりで凄く良いです。

この人誰?って舞台をあまり見られない方は思われるかも知れませんが^^;。

勿論メインの俳優さんたちも良い!

舞台が2作品目だと言うので若干心配していた堀北真希さんも、

しっかりした演技でアクションも中々良かったです。

流石「ジャンヌダルク」で高評価を受けただけありました。

それも2役を演じているという凄さ!

草なぎさん演じるスクネの幼馴染ミミと、サイシの娘サクヤ。

性格も行動も違うのに共にスクネの愛する女性です。

サクヤの乳母クメ役の高橋惠子さんもとても美しいし、

身のこなしも軽く、台詞回しは抜群で、舞台に映えて本当に良い!

TVのイメージなんて全然ありません、え?(笑)

とても凛々しかった~です。

堀北さんの父サイシ役の大杉蓮さんも間違いありません^^。

ですが役的には本当に勿体無いというか、小さい役過ぎてとても贅沢な感じ。

大杉さんじゃなくても良い様な美味しくない役のような気もします。

一人ひとり書いていくとキリがないので、

他の俳優さん達のファンの方には、とっても申し訳ありません(_)。

でも、とても素晴らしかったのは間違いありません。

 

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このお芝居のテーマは作品を読んだ方もいらっしゃるかと思いますが、

『自己犠牲』です。

この作品では時代を邪馬台国と久那国の話しに置き換えてあります。

原作はイギリスの作家チャールズ・ディケンズの作品なのですが、

小澤征悦さん演じるマナコと草なぎ剛さん演じるスクネとの関係性が、

かなり変わっています。

マナコは純真で素直な真っ直ぐな性格で、

まるで太宰治の「走れメロス」のメロスのような感じです。

スクネは生き残る為に残酷に人を切る戦士のようなクールさと賢さと、

一瞬垣間見られる優しさを持ち合わせると言う設定になっています。

共に愛する人が同じなのに反目しあう関係にはなりません。

その為に面白さが半減し、最後に向っての重要なシーンで伝えたかった、

『自己犠牲』というテーマが薄まったような気がします。

そう言った意味ではナマコがつまらない役になってしまって、

小澤さんが沈んでしまったような感じを受けました。

勿論、一生懸命演じられてはおりますが役的に、

ただ良い人、馬鹿正直な男の役で終っちゃったようでちょっと残念かも。

で、余り書きたくありませんが座長にも触れましょう。

はっきり言ってちょっと残念でした。

周りが上手な分、かなり浮いちゃっていました。

セリフに追いまくられて何も伝わってこない。

「ぷっすま」でも時間が欲しいと言っていたくらいですから、

稽古時間が無くてかなり追い込まれていたのかな?

最もスロースターターな彼の事ですから毎回の事と言われるとそれまでですが、

「ぼくに炎の戦車を」の初日の方が全然良かった!

カーテンコールが4回有りましたが正直言って立てなかった。

4回目は客電をつけ、観客の姿を舞台の俳優まで見えるようにした、

カーテンコールだったので立ちましたが・・・。

聞いていて誰に何を伝えたいのか判らなかったし、気持ちが伝わらなかった。

初っ端では滑舌も良くなくて

「スクネがサクヤの事を好きなのは誰が見たって判る」って言うセリフや、

「何故笑っているの」のセリフでの複雑な感情が伝わらなかった。

細かい所を書くとこれから見に行かれる方もいらっしゃるので、

多くは書けませんが、初日ってトチってもテンション高いから勢いで、

持っていくのでかなり面白かったりするのですがそれが無くて残念でした。

役的にはそうとう複雑な役なので難しいのかも知れません。

一匹狼でクールな役で、大酒のみで・・・。

そうとう辛口で書いてしまったので剛くんのファンに怒られそうですが、

前にも書きましたがいつもスロースターターなので、

これから徐々に良くなっていくと思います。

期待しましょう!

でも、久那国にいる剛くんはビジュアル的に良いです!

ファンはきっとメロメロになるのでは無いかと思います^^。

邪馬台国の時は猿みたいですけど(笑)。

 

<追記>

他の俳優さんのファンの方が万が一この文が目に触れる事になって、

誤解をされては困りますので追加しますが、

草なぎさんのファンですので彼の良さについては判っていると言う部分が、

有るために合えてその部分は触れてはおりません。

書かなくっても自分やファンの方は判っていると思うからです。

彼なら出来るというお姉さん的な思いも含まれてはおりますので(笑)。

 

 

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タイムテーブルを出しておきます。

パンフレット2000円で売っていたんですが買うのに凄い行列。

最初に並んでいたので休憩時間に買いに行ったのですが、

人がとぐろを巻くように並んでいました^^;。

10分並べば買えますけど(笑)。


ちょっとだけ初日のエピソード?

劇団☆新感線の橋本じゅんさんは剛くんと2人で絡むシーンが多いのですが、

四角い箱上に上がっている剛くんがバランスを崩して落ちそうになって、

まあ彼は上手く回転して降りたのですが、その途端じゅんじゅんさんは、

「勘弁してくれよ、先は長いんだからさー」とアドリブ。

怪我したらそれこそ今日が初日なんだから大変ですよね(笑)。

2幕でも剛くんがセリフを嚙むと、

「何ドモってるんだよ!」とアドリブ。

更に「韓国語教えてくれよ~」

剛くんのフォローはじゅんじゅんさんの役目だとか・・・(爆)。

登場とハケル度にツーステップなスクネでした。

カーテンコールのお辞儀が剛くん、韓国風で右手を胸にしていました。

 

さて、討ち入りという事で1杯だけ呑んで帰ろうと思っていたら、

結局2杯も飲んで最終電車ギリギリで帰宅しました!