▲上半期韓国映画が発見した宝石ら。 '建築学概論'チョ・ジョンソク、'ウンギョ'キム・ゴウン、 'コリア'ハン・イェリ(写真左側から)。 |
イーデイリー新聞¦この記事はイーデイリー新聞2012年04月27日付35面に掲載されました。 |
世代交代は大衆文化界長い間の宿題だ。
わずか何年か前まで20代に使えそうな俳優がいないといって'、
芸能界'から声が出たりした。
今年は状況が違う。
出発が良い。
開始から主演で破格デビューした新人がいるかと思えば、
助演だが主演以上の存在感を示した彼らも次から次へ登場している。
乳歯が抜けて長い間絶えず空いていた席に最近一つ二つ埋めている姿だ。
開始は'建築学概論'のイ・ジェフンとチョ・ジョンソクが切った。
昨年映画賞新人賞を一人占めして'最高の発見'と呼ばれたイ・ジェフンは、
'建築学概論'で無邪気だが純粋な20才のスンミン役を担って、
初恋のときめきと痛みの感情を繊細に表現した。
'新人賞7冠王'の名前の値段を正確にやり遂げたという評価だ。
イ・ジェフンが映画の流れを主導したとすれば、人気を牽引したのは、
'ナ・プトゥクン'のチョジョンソクだった。
"それでは何をするだろうか? 鵝口瘡でも飛ばすだろうか?"、
"浪人するのも佗びしいが勉強まで熱心にしなければならない?"、
"マア、バカ、何を始めるべきで終わらせるだろう"。
劇中スンミンの恋愛相談者ナ・プトゥギが口を開けば客席あちこちで、
笑いがさく烈した。
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初めての作品から大ヒットした新鋭はまだいる。
'ウンギョ'のシンデレラ キム・ゴウンがその主人公。
映画でキム・ゴウンは'破格'という言葉が惜しくないほど、
果敢な演技をするとみられる。
劇中キム・ゴウンが引き受けたウンギョは70代高齢詩人の男性性を、
呼び覚ますと同時に師匠の弟子ソ・ジウに妙な劣等感を呼び起こす、
多面的なキャラクターだ。
キム・ゴウンは子供と同じ無邪気さに妹のような温み、
男を魅了させる官能美をあまねく整えた神秘な少女演技を実感出るように、
広げたという評価を受けている。
劇中高齢詩人移籍要路分限パク・ヘイルは、
"ウンギョ役にキム・ゴウンがキャスティングされる瞬間、
映画の50%が完成されたも同然だった"
と話すこともした。
来月3日封切りする'コリア'ではソン・イェリの活躍が目立つ。
'コリア'は1991年千葉世界卓球選手権大会で一つのチームになることが、
金メダルを取ることより難しかった南北最初単一卓球チームの感動実話を、
描いたスポーツ映画だ。
助演ソン・イェリの国家代表級演技に魅了されたという人が少なくない。
弱いながらも強靭な勝負根性を持った北朝鮮のユ・スンボク選手役で、
ソン・イェリは劇の現実感とドラマを生かすのに決定的な役割をした。
'本当に北朝鮮の人違うか'、'実際卓球選手と違うか?'という話も出てきている。
彼らの共通点は演技力が観客の認められたというところにある。
チョ・ジョンソクはミュージカル界で、ソン・イェリは独立映画界で、
キム・ゴウンは学校で各々着実に演技力を磨きあげてきた。
作品にキャスティングされたのもオーディションを通じてだ。
韓国総合芸術学教出身のキム・ゴウンは何と300対1の競争率を突き抜けて、
ウンギョ役を取り出すこともした。
しばらく芸能界には'トップスターが出演すれば、
新人はおまけ'式の俳優が挟んで入れるのが大手を振るった。
このような悪習は現在も繰り返している。
映画界のある関係者は、
"容貌より実力中心の俳優の抜てきが良い結果を出している。
チョ・ジョンソク、キム・ゴウン、ハン・イェリなどの成功事例が、
業界全般にわたって肯定的な刺激剤になっている"
と明らかにした。