18時頃行ったら劇場の前が大変な事になっていました!
既に出待ちのファンのお年を召したお姉さん方が、
大勢4列になって並んでいました。
200人以上はゆうにいらっしゃいましたね。
18時10分から入場時間ですので入り口に向います。
席は最前列の真ん中で、映画を見るには辛いかな?と思っていたんですが、
近眼の私は全然苦ではない感じの造り(席)でした。
始まる前には、主演の2人、オダギリジョーさん、チャン・ドンゴンさん、
カン・ジェギュ監督の舞台挨拶がありました。
オダギリジョー、チャン・ドンゴン、カン・ジェギュ監督の順での呼び込み。
しかし、並び順は向って左からカン・ジェギュ監督、オダギリジョー、
チャン・ドンゴン。
司会:一言づつご挨拶をお願いします。
オダギリ:どうもこんばんわ、明けましておめでとうございます。
今日が日本で今年公開前の初めて見て頂けるタイミングだと言う事で、
勿論他に一般試写があったと思いますが、
どういう反応が帰ってくるか楽しみにしています。
この作品は本当に9ヶ月ですかね。
去年殆ど1年をかけて撮影していたんですが、本当にスタッフも、キャストも、
9ヶ月間息を抜く事無く、過酷な状況を乗り越えて、
皆一生懸命働いて作った作品です。
それが2時間20分と言う短い時間に集約されるんですけれども。
まあ、本当に9ヶ月が2時間20分になっているのを比べると残念で(会場爆笑)、
まあ、でもそれをみて頂いて、楽しんで頂ければ、
僕の去年の時間が報われるかと思います。
是非楽しんで帰って下さい。
ありがとうございます。
チャン:こんばんわ、チャンドンゴンです。
また、お会いできて嬉しいです(日本語)。
今日羽田空港に到着して日本に来た訳ですが、
韓国今日はとっても寒かったんですね。
寒かったので撮影をしていた日々を思い出しました。
今日の韓国の気温が-10度だったんですけれども
僕たちは-17度のところで撮った事がありましたので、
その時を思い出しました。
家から空港に向う際にその時の撮影状況を思い出していたんですが、
日本に着くと、日本は本当に暖かくて、日差しがぽかぽかとしていて、
本当にほのかな思いをしました。
多くの方が本当に温かく迎えて下さいまして、僕はこの数日というもの、
忙しいスケジュールの中で本当に疲れていたんですけども、
このようの皆様とお会いする事が出来、力を頂いたような気がします。
映画を見ていただければお解かりになるかと思いますが、
映画の端々に僕たちが苦労して撮ったという痕跡が残っているかと思います。
本当に僕たちが苦労して作った作品ですのでご覧頂いて、喜んで頂いて、
たくさんの愛情を注いでくれたらなと思います。
皆様とお会いできて本当に嬉しく思っております。
今後も皆様に頻繁にお会いできるようにしたいと思っています。
素晴らしい作品を持って、またこのように立つ事が出来るように、
頑張って行きたいと思います。
監督:初めまして、皆さんにお会いできて嬉しく思っております。
2012年の新年を迎えて「マイウェイ」と言う作品で、
皆様にご覧頂けるのは嬉しい事です。
ですが会場を見渡しますと少し心配になってきました。
見たところ80%が女性なんですよね。
今日この映画をご覧になったら次回来る時は男性と一緒に、
公開時に見に来て頂けたらと思います。
日本で良い結果が出たらいいと思います。
また、今年も健康でお過ごし下さい。
日本と韓国の俳優・スタッフがベストを尽くしてワンカット、ワンカット、
力を注いで作った作品ですので楽しんでご覧下さい。
皆さん、明けましておめでとうざいます。
今年も良い年で有りますように願っています。
ありがとうございます。
司会:オダギリジョーさんにお伺いします。
年末・年始をこの「マイウェイ」のキャンペーンで韓国で過ごされたそうですが、
実際に思い出に残っている事とかありましたか?
オダギリ:そうですね、韓国では12月21日に公開されて、
その週末と先週の週末を韓国で舞台挨拶をしたんですが、
日本の舞台挨拶ってこう言うように1回で終わるんですけど(会場爆笑)、
韓国の舞台挨拶は1日15箇所くらい・・・振り回されて。
本当に日本の場合30分くらいしゃべっていられるんですけど、
1箇所5分とか10分とかで、本当に入って出るというのを15箇所やりまして。
それを先週、テグと釜山に行ってきまして、
またソウルとは違ってちょっと郊外なんで、
情熱的で・・・凄くパッションと言うかなんと言いますかね、
声の大きい方がたくさんいらっしゃったようですね(会場爆笑)。
本当に日本の舞台挨拶と違う雰囲気を味わえて楽しかったんですけど。
皆と打ち上げを兼ねて飲みながら12時を迎えました。
乾杯をしたんですが、僕からしてみると海外で、僕一人でしたんですが、
海外で迎える意味が無かったんですけども(会場爆笑)。
でもまあこう言う事が無い限り、外国で年を越すという機会も、
無いものですから。
まあ、その後スタッフと海岸で飲みまして、釜山の海岸で5、6人で飲みまして、
本当に寒くて、海岸で3時くらいまで飲んで、
その後監督と合流しようとしたんですが、
監督はもう先に疲れたから眠るという・・・(会場爆笑)。
そんなこんなして寝たんですけど、朝めちゃめちゃうるさいんですよ、外が。
太鼓を鳴らしているんで、窓を開けて外を見てみると僕たちがいた海岸に、
何百人、何千人の人が海を見て太鼓を叩いて踊っているんですよ。
国それぞれあると思うんですけどなかなか面白い景色を見ることが、
出来ましてそのまま僕も、皆日の出を待っているんだと思って10分、15分、
窓から見ていると丁度ホテルの前に太陽が昇ってくるのを見られまして。
36年間、僕年男なんですけど、今年生きてきて(会場拍手)、
すみません、こんな所で拍手もらって。
36年生きてきて初めて日の出を見たんですけど、韓国で、一人で。
去年韓国で、準備含めて「マイウェイ」と過ごした1年間だったんで、
こう言う年の明け方も「マイウェイ」らしい、
締めくくりという事でも良い年を迎えられたかと思います。
凄く、僕しゃべりましたよね(会場爆笑)。
司会:本当に忘れられない映画になったんじゃないですか。
オダギリ:そうですね、本当にそうです。
司会:チャン・ドンゴンさんにお伺いします。
この映画で見所は全部のシーンだと思いますが、
特にここは注目してもらいたいとか、感動するとか少しだけ話して頂けますか?
チャン:その話をしてしまいますとまだご覧になっていない人たちに、
ストーリーを話す事になってしまいますので、僕はこの話をします。
僕個人的には映画の中盤くらいだったと思いますが、
オダギリジョーさんが紐でぶら下げられているシーンが出てきます。
映像に出てくるのは10秒か15秒くらいなんですが、
オダギリジョーさんはそのシーンを撮る為に1日中ぶら下がっていました。
本当にあのようにぶら下げられてしまいますと体の全体重が1箇所に、
集中してしまいますので本当に吐き気がするくらい辛い撮影なんです。
そのシーンがどこなのか探してみて下さい。
また、感動するシーンなんですけども、
いたるところに感動するシーンは有るんですけども、
僕個人的には最後のシーンを推薦したいと思います。
内容についてはあらかじめ差し控える事にします。
司会:皆さんもご存知かも知れませんが、
この映画がベルリン国際映画祭に出品という事になりました。
カン・ジェギュ監督、今どんなお気持ちなのでしょうか?
監督:韓国や日本、アジアだけではなくて、たくさんの国でこの「マイウェイ」を、
見て頂ける良い機会でありますので嬉しく思っています。
何よりもこの映画は韓国と日本の2人の若者の物語なんですけども、
人間と人間の間の物語といえます。
最初は壁が有るんですが、お互いを理解しあって行くという内容ですので、
たくさんの方に見ていただいて喜んで頂きたいと願っていた矢先に、
国際映画祭で上映されるという事が決まりましたのでありがたく思っています。
司会:監督はこの作品は元々1枚の写真からこの物語を膨らませて、
ご自身で考えられたそうですが、今回この2人の俳優さんを、
キャスティングしました。
辰雄とジュンシクにキャスティングした事で、
生きたと言う事はありましたでしょうか。
監督:皆さんこの映画をご覧になって、見終わって見れば、
ああ、カン・ジェギュ監督はキャスティングに成功したなと思って、
頂けると思います。
先ず辰雄という人物は劇中では最初帝国主義で、
染まっている人物なんですが、
戦争を通して変化していきますし、たくさんの変化が見られます。
そしてチャン・ドンゴンさんが演じられるジュンシクは一貫して、
夢と希望を捨てない、そう言うまっすぐな人間です。
皆さん、見ていただけたらきっと同じように思って頂けるし、
これは最高のキャスティングだと感じて頂けると思います。
司会:オダギリジョーさんとチャン・ドンゴンさんにお伺いします。
昨年はこの映画に入られておりましたが、
新年にあたって抱負などがありましたら発表して頂きたいんですが。
オダギリ:まあここで発表する事も無いんですけど(会場爆笑)。
あの~う~ん、毎年行く神社がありまして、
昨日休みだったので神社に行って来まして、鳥居が有るじゃありませんか。
鳥居に毎年5円をバン!とぶつけて乗せるんですよ。
別に何の意味も無いんですよ(会場爆笑)。
特に歴史的なバックグランドも無いですし、
ただ僕がやりたいからやっているんですけれども。
今年はそれが4回目で乗ったんですよね。
中々・・、いや、ここで拍手を頂く所では(会場爆笑)。
まあ中々簡単に乗らないんですけど4回で乗ったんで、
今年はいい年になったらなと・・・まあ、抱負と言うことではないんですけども、
まあいい年にしたいなと・・・、
やっぱりマスコミがいないと、
とってもしゃべりやすいですね(会場大拍手と爆笑)。
あの本当に普段マスコミがいるじゃないですか。
そうなるとしゃべりづらいですよね、何書かれるか判らないし。
今日は本当に一般の観客だけで埋められたという訳で、
本当に嬉しく思っています(大拍手)。
なんか無駄が無くて良いんじゃないですか(笑)。
本当にありがとうございます。
チャン:僕もオダギリジョーさんと同じでここでお話し出来るような、
大きな抱負はないんですけども(はまって笑いながら)、
でも最近考えた事なんですけども、
ここ数年間は僕は前を向いて走ってきたようなそんな感じがします。
ですから今年1年と言うのは後ろも振り向けるそんな1年に、
したいなと思っています。
後、もう一つ希望があるとすれば、
ファンの皆様が元気な1年を過ごせる事を願っています。
司会:最後にカン・ジェギュ監督、日本の皆様にメッセージをお願いします。
監督:先ほども少し申し上げたんですが、「マイウェイ」と言う映画は、
人が出会ってお互いに誤解が生まれたり、憎みあったりするんですけども、
それを乗り越えて、人間と人間として近づいて愛情も感じるという内容です。
この作品が広く観客の皆さんに紹介されて、
伝えたいと思っているメッセージを受け取ってもらえたら幸いです。
どうか元気にお過ごし下さい。
ありがとうございます。
チャン・ドンゴンさんの姿は、ネックレス2個、
左腕の時計と右のブレスは多分同じ。
ジャケットはグレーでしたが、このようなタイプの物で、襟が黒。
インナーもグレーで、シンプルな黒いGパン(デニム地)。
黒のベルトですがバックルは四角いきらきら物。
ベルトからポケットにチェーンをしていました。
靴は黒の革靴です。
オダギリジョーの姿はこんな感じですが、中のシャツは無地の白。
靴は黒のブーツでこのズボンの裾を中に入れた感じです。
髪型もこんな感じで、めっちゃくっちゃ顔が小さい!
並ぶとチャン・ドンゴンの顔が大きく見えるくらい小さかった・・・^^;。
コメントはめっちゃくちゃ面白かったです。
普段こんなに話すなんて思えないくらい寡黙?なのに、
驚くほど話した感じがしたオダギリジョー。
マスコミがいないのでのびのびとした感じと言うか、
自分のペースで話していました。
さて、日本公開時間は2時間25分。
公開前という事で、チャン・ドンゴンさんを見習ってストーリーは、
触れられません^^;。
俳優パク・チュンフンさんが語っているように映像は見事です。
お金をめっちゃ使ってるなと思えるほど見ていると贅沢な気がしてきます。
それだけ見る分には何も問題も無く見せてしまう映像は素晴らしいし、
画面の切り替わるスピーディーな戦争シーンはカン・ジェギュ監督らしいです。
余にも壮大な物語の為に戦闘シーンをもう少し削って、
ドラマ部分を増やして欲しいと思う部分も確かにありましたが。
正直言えばファン・ビンビンのシーン要らなかったかも知れません。
その分2人のドラマ部分を増やせたんだと思いますが、
やはり中国での公開も視野において作られて為に致し方ないのかな・・・。
それに「高知戦」に出てくる”2秒”という女性兵士と似ている、
シチュエーションだし。
どうしても「ブラザーフッド」と比較して見てしまいますが、
親兄弟を守る為に心が壊れていくジンテは見ていて、
胸が痛くなったほどなのに、
「マイウェイ」は友情というテーマですがそこまで痛くはならないのが、
韓国でヒットしなかった要因なのかな?と考えてしまいました。
韓国は親兄弟は重要だしね^^。
辰雄を変えていくほどの何かをもっと明確に伝えて欲しかったのは残念。
でも、見ごたえは充分にある映画だと思います。
韓国映画を潰させないように是非、公開されたら見て下さい!
おも、こんな時間・・・。
もう寝ましょう^0^;。