2008.09.25公開
123分
イ・ユンギ監督
ハ・ジョンウ(チョ・ビョンウン)、チョン・ドヨン(キム・ヒス)
私たちは別れた。
多ければ多くて少なければ少ない金額350万ウォン。
別れたボーイフレンドに貸した彼にお金を返してもらう為に、
1年ぶりに彼を探し出した女がいる。
彼女の名前はヒスだ。
長いなら長くて、短いならば短い1年。
別れたガールフレンドに借りた350万ウォンを返す為、
金を借りに行く男がいる。
彼の名前はビョンウンだ。
あるのどかな土曜日の朝、初冬冷たい風を向かえてヒスは競馬場に入る。
きょろきょろ,競馬場をさ迷うヒス。
ついにビョンウンを発見する。
ビョンウンと目を合わせるやいなや吐きだすヒスの始めての言葉。
“お金返して。”
ヒスは三十を遥かに越えた。
そして,恋人もない。
職場もない。
通帳も底をついた。
完全オールドミスだ。
突然ビョンウンに貸した350万ウォンが思い出された。
それで決心する。
必ずその金を受け取ると。
ビョンウンは結婚をしたが、二ヶ月目に離婚した。
色々な事業を展開して失敗して借金まで負った。
今は住宅保証金まで払って、旅行カバンを持っている流れ者の境遇だ。
一時騎手が夢だったビョンウンは競馬場で、
金を受け取ると訪ねてきたヒスに会う事になる。
ビョンウンはヒスに借りたお金を返す為に知り合いの女たちに借金をお願いする。
女性関係が派手なビョンウンの‘回して防ぐこと’にあきれるヒスだが、
ビョンウンを車に乗せて金を受け取りに、いやお金を借りに通い始める。
一時期は明るくてキメ細かい上にハンサムだという事でビョンウンが好きだったが、
対策ない彼を今はこれ以上信じる事はできない。
1年前には恋人の間、今日は債権者と債務者…。
長くない冬の一日、年は短くなって、借金は増える。
また会った彼に許諾された‘不快な一日’が暮れて行く。
やっぱりどちらかと言えばアート系の映画ですよね。
タイトル通り、一日の出来事なので、
それもあっちこっちに借金をしに行くという意外に地味な？内容。
若干睡魔が襲って気もしますが、主演の2人の演技は絶品。
チョン・ドヨンのいつもの大げさな演技はなく、
ハ・ジョンウの自然なセリフ回しもいつもよりは抑え気味で、
本当に一瞬普通の人の会話のような錯覚を引き起こす。
ドヨンの目つきや微妙な顔の表情での演技をカメラは追っている。
会場はいっぱい。
「追撃者」や妻夫木くんと共演した「ノークライ、ノーボーイ」などで、
実力を見た映画ファンも見に来たと言う事のようです。
