昨日、阪神タイガースの赤星憲広さんが「引退」を表明されました。

正直ビックリしました。
脊髄を損傷してるという事で、今後の人生にも影響しかねない程の状態みたいで、それでも最善の準備をし、そしてプレーをしていた事を知った時は、“命”をかけてやってた事を知り、赤星さんのプロ意識というか、野球愛というか、なんとも言えない気持ちになりました。

赤星さんとは、グラウンドや選手会の会議とかでしか会わないですし、話す事も全然ないなかったんですが、色んな人に勇気と希望を与えられる選手が辞めて行く事に、個人的に寂しく思っています…。

個人的には、赤星さんとの思い出は、やっぱり 『2003年の日本シリーズ』です!

短期決戦は、勢いに乗った方が断然有利になるので、投手の僕達は、中心になる打者を意識した配球や試合展開をイメージします。

大方の中心打者と言うと、精神的支柱の“金本さんの”の名前を上げる人がほとんどでしたが、僕は内心では『赤星さん』を意識していたのを覚えています。

当時の阪神は、赤星さんが塁に出て、盗塁するか、投手に盗塁を意識させて、打者に対しての意識を散漫させて、コントロールミスを打者が巧打して、チャンスを広げる。
そのランナーを、以降の金本さん達が返して得点するという形が、当時の阪神の戦い方やったと思います。

その年以降も、阪神タイガースの中心選手としてやっておられた方が、突然の引退表明…。

同じ野球人として、寂しい限りです…。

でもこれは、阪神球団の方々や、赤星さん本人が、一番良い答を出した結果が「引退」だったと思うので、これはある意味“スタート”のような気もします。

って言うか、スタートなんです。

赤星さんは今後間違い無く、これからのプロ野球や、プロだけじゃなくて、日本の野球の為に歩んで行く人だと思います。
今後は、第2第3…の、『赤星憲広』を作って欲しいと、個人的に思っています。

阪神ファンの方々、赤星ファンの方々、こんな僕がこのようなブログを更新してすいません…。

ただただ…、寂しい気持ちと、お疲れ様でした、という事を伝えたかったので…。

これからの赤星さんの活躍を、個人的に応援しています…。

失礼しました…。