仕事をする上で理想は非常に大切。

 

私も救急医としては、理想はある。

 

もちろん現実できに救命救急病棟24時に出てくるような先生になることは難しい。

 

 

私の救急医としての理想は

 

 

いつでもなんでも見ることができる救急医

 

 

 

これが理想である。

 

 

日本の医師は専門分化が進んでいるため、『専門外なのでみれない』というのが多いのが現実。

その点救急医はgeneralistとして多岐にわたる疾患を見るのが専門なので専門外という理由で断ったりはしたくない。

 

 

 

しかし現実には難しいことも多々ある。

 

例えば、どうしても経過を見ていかないとわからない疾患は多い。しかし日本人の多くは大病院志向のため通院中のクリニックを自己中断し、救急外来に受診希望されることがある。

 

このようなケースの場合、患者さんにとってメリットは少ない。そのため電話相談の段階で、通院中のクリニックに受診し必要があれば紹介状を作成してもらい受診するようにお願いすることもある。

 

 

多くの方は丁寧に説明すれば納得されるが、なかには憤慨される方もいる。そう言った時やはり救急医としては非常に虚しくなる瞬間である。

 

 

 

救急医療は決して全ての病気をカバーしていないということを認知してもらうにはどうしたらいいのか思案する日々である。

 

現在研修医教育のために毎月1回特定のテーマに関するジャーナルクラブをしている

 

研修医に1本ずつ論文を読んでもらい発表している。全員が発表するとちょうJCみたいになる。

 

 

研修医は毎月1本であるが指導する私は毎月数本の論文+スライドチェクが肩にのしかかる(笑い)

 

 

 

さてさて今回のテーマは“敗血症性ショックとステロイド”とした。

 

実臨床でショックが遷延する時にステロイドの持続静注を使用するが意外と深いところまでは知らなかった。

 

 

今回勉強し直したことをまとめると、、、、

 

1、高容量ステロイド(1g/day)は90年代に否定されている。

 

2、低容量ステロイド(hydrocortison 200mg/day)に関しては議論が別れる。

 

3、4つのRCTが出ているが2本は死亡率低下2つは有意差なし

 

4、死亡率が低下したRCTは他のRCTと比較すると重症度が高いFludrocortisoneが使われている

 

といったところかな。

 

最後の4は非常に面白い解釈。

 

やはり集中治療分野はしっかり層別化して比較しないと有意差が出ないのかもしれない。

 

 

個人的にはFludrocortisoneを使用したことがないので使用感覚はないが実は使用した方がいいのかもしれない。

 

 

ぜひ比較検証してみたい!!

 

 

 

救急専門医を取得して悩みとしては“何で勝負するか”

 

救急専門医として急性病態、外傷診療のスペシャリストであろうという自負はあります。

 

 

しかし実際にはPCI、手術、IVRなど根本的治療のために必要な手技がいくつもあります。

 

 

救命病棟24時やコードブルーみたいに一人でなんでもできる救急医はほとんど存在しません。

 

 

多くの救命救急センターでは各科の協力のもと運営されています。

 

 

筆者がいた前任地は自己完結型救命救急センターでした。

 

救急医が上記の手技を完結させておりました。ですのでスタッフレベルの医師は

 

救急医+循環器専門医、外科専門医、整形外科専門医、麻酔科専門医など様々な専門医を取得している人で構成されていました。

 

 

もちろん普段専門でやられている先生方からすると批判はあるかもしれませんが、救命救急センター内で

 

完結させれることから診療のスピードは非常に早く、その地域の救命率は全国平均をはるかに上回っていました。

 

 

やはり、そこで武者修行をしたものとしてはいまの地域も目指すのは前任地以上の救命率です!!

 

 

そのためにはどうすればいいか日々悩み中。。。。。。

 

 

悩んでいる中でやはり私も何か武器をもつことが解決の一つになるかもしれないと思い今後武器を習得するために

 

修練に行きたいと思います!!