こんにちは。

横浜市会議員の山田かずまさです。

予算議会もようやく終盤戦。なかなか、ブログまで、時間が回りませんね。。

 

 さて、本日のテーマは『GIGAスクール』

 小中学校で「1人1端末」という話は耳にされている方も多いと思いますが、この4月から本格的にスタートします。

 小中学生の保護者の方は、関心の高いとこだと思うのですが、『ヨコハマのGIGAスクール』の中身については?の方も多いのでは?

 そこで、先日の予算委員会で、質問の半分以上を『GIGA』でゴリゴリ質問した、私。山田“ギガ“かずまさ(誰も言ってない)が超訳(©︎シドニーシェルダン。しつこい)でお送りします!!

 

①そもそもGIGAスクールって何よ?

 だいたい、GIGAって何だよって話ですよね。

 正解は、Global and Innovation Gateway for Allの略。

 まあ、「ギガクスクール」って語感が先にあって、無理矢理単語を当てはめた感バリバリですが、誰も取り残さないで、教育をデジタル化していきましょ☆ってくらいに考えておいてもらえれば大丈夫です。

 メインは「1人1端末」=「1人1タブレット」。機種の選定は、各自治体の教育委員会に任せられているので、全国で違います。

 横浜市の場合は、小学生はアップルの「iPad」中学生はGoogleの「Chromebook」。小学生と中学生で端末が違います。

 なお、購入については、国から補助金が出ており、各社、この補助金の範囲内で端末の料金プランを出してきたので、横浜市の持ち出しはありません。

 そして、「ロイロノート・スクール」「G suite」を使って、1人1アカウントを持ってクラウドサービスを利用します。

 

②で、このタブレットちゃんと使えるの?

 子ども達は、タブレットを学校の中のWIFI(各教室に1個ずつルーター)でネットに繋ぎます。携帯電話4G・5Gでお馴染み「LTE」は使いません。

 各学校→通信センター→インターネットと繋げる方式(センター集約型といいます)で、通信センターでセキュリテイや有害サイトへのアクセスなどをコントロールしています。

 さて、ここで1句

 『タブレット ネットなければ ただの板』(詠人知らず)

 という訳で、気になるのは接続=ちゃんと繋がるのか?快適な速度で使えるのか?という点です。

 この点、文部科学省は、クラス全員が「テレビ会議」(古w)ができるのを基準に、2MBPSを推奨。横浜市はここまで行かなくとも、通常利用に支障のない1MBPS以上は確保できる予定です。

 で、この通信速度は、大元の契約を「どの業者」と「どれだけの通信容量」で契約するかが重要になります。要は、大元の通信容量が多くて線が太ければ、末端の通信速度も上がるという単純な話です。そして、容量が多ければ多いほど、お金も多くかかるwという話。

 この点、今回は、横浜市頑張りました。

 大学や研究機関を結ぶ超高速「学術情報ネットワーク」=SINETを無償で使わせてもらうことになりました!

 どんだけすごいかというと、家庭のWIFIがローカル線だとしたら、SINETは、新幹線+一部リニアモーターカーという感じ。実際現場がどうなるかは、やってみないと分かりませんが、大元の契約としては100点満点です。

 

③で、このタブレット、どうやって使うの??

 当面は、学校で様々な授業に使うために、教材を作成中です。

 また、こういったデジタルに不慣れな先生のための研修も進められています。

 また、タブレットを使った授業をサポートするために、ICT支援員が配置されます。

 今後、教科の枠を超えた、授業が作られて行くと思いますし、以前触れた、プログラミング教育も一層取り入れられそうです。

 先進的な都内の学校では、生徒が、伊能忠敬みたいに、タブレットを持って街を歩き回り、そのデータで、自動的に地図が作られるなんて授業をやっているようです。

 

④課題はあるの?

(1)通信環境

 上で、褒めていますが、何せ、横浜市の小学生は普通級だけで、17万7893人、中学生は7万6637人、合計25万4530人。これだけの人数を捌くには、何らかの通信障害が発生すると考えた方がいいでしょう。障害が発生した場合の、復旧やボトルネックの解消などの体制を整える必要があります。

(2)教材と先生

 はっきり言って、今の子ども達はとっくにデジタルネイティブ。問題は、アナログな「先生」と「教材」をどうデジタルに向き合わせるか、ということです。どの学校に行くか、どの先生が担任になるかで「デジタル格差」が生まれてはなりません。

(3)メンテナンス

 端末、ソフト、技術は日進月歩。

 古くなった端末やソフトを更新していく、費用やタイミングをどうするかは今後の課題でしょう。

 

 以上、つい最近まで、アナログレコードを買い集めて聞いていた、山田が、お前が言うな感満載で、偉そうにGIGAスクールについて解説しました!

 間違っているところあったら、教えてください!

 ではでは!