そして
自分は祖父に育てられたみたいなもんでした。
小学校3年生で
離婚し、
母子家庭となり…
家庭の事情により…
中2の後半くらいから
おじいちゃんの家に
預けられて、
それが高3まで続いた。
あの当時の自分は
親にとって邪魔な存在
子供よりも
自分たちの事情が優先とまで
思っていた。
転々とする家や
急に変わる生活スタイル
友達と離れる
そういうのが嫌だったから、
自分は祖父と住むと言った。
だから自分の大切な
思春期は
その当時の彼女と親友に
支えられ、助けられて
生きてきた。
祖父は
こんなわがままで
思春期真っ只中の男と住み、
気持ちの起伏が激しい年ごろの
子供と住んで
大変だったと思われる。
祖父に
ダンスを行かせてもらっていた自分。
習わせてくれていた祖父。
そんな祖父は
その頃の僕をどうみていたのか。
男として
女の家に転がり込み、
恥ずかしいだろうし、
住み心地も良くないだろう。
そう思ってくれていたのか…
家を買うから、そこに住んだらいいと。
自分にとってこれほどの甘えはなかった。
けど、
自分ももう働いている身。
自分の給料の3分の1を
家賃として払う!
そう言って
住み始めた一人暮らし。
本当に
自分の居場所ができた気がした。
順調に進んでいったと思われていた
ある日…
最悪の事態が起きた。
自分が飼っていた愛犬
リズム。
こあさんに似てるでしょ…。
リズムが
自分の身勝手な飼い方により
交通事故で亡くしてしまうんです。
実家から
自分の一人暮らしの家に連れて帰り、
寂しいし、
一緒にいたいという
自分勝手な理由で
身勝手な飼い方をして…
交通事故に遭う。
自分が抱き抱えるまで
必死に生きてくれたリズム。
すぐにタクシーに乗り、
病院に行くも…
腕の中で
冷たくなっていく瞬間は
今でも忘れません。。。
あれほど
泣き叫び…
落ち込んだ日はないでしょう。
これからもずっと。
取り残された広い家に
ポツンと1人自分だけ。
亡くなったのが自分だったらどれほど
楽だったか。
電気もつけず
自分の命を断とうと
いろんな方法が試みても
どれだけなにをしても
たてない。
絶つ根性もない。
情けない。
そんな自分に腹が立ち、
何度も何度も
壁に頭を打ち付けて
謝るばかりの日々。
そしてある日
自分がこんなことばかりしても
リズムの命は報われない。
リズムが教えてくれたことは
なんだったんだろうと。
これから先
リズムが教えてくれた命の大切さ
意味を
なにか形に残せないだろうか。
もっとたくさんの
小さな命を救ったら、
リズムは自分を許してくれるだろうか。
その形が
これだった。
そう犬愛。
SAVE THE DOG.
今の自分
そして
リズムが教えてくれた
命の大切さ。
そんな想いが募った犬愛でした。
たくさんの人が集まってくれて
後ろには
インストラクターの
こてちゃんやりなてぃもいてる!
命の大切さ
そして
逃げることではなく
そこに目を向けて
立ち上がること
それを教えてくれた
リズム。
本当にありがとう。
天国でも幸せにね。
そして
こんな飼い主でごめんね。
次はたくさん
幸せになってね。
そしてまだまだ続く。