我が社はこれといって特別に優れた技術があるわけではない。地域で並以上ではあると自負するが、それもどうだかわからない。もしかしたら並以下かもしれない。我々の業界では従業員数の多い会社であることは間違いない。しかし、現在の顧客を見ると、大きく2社に依存している。その2社をそれぞれ1人ずつの幹部が面倒を見てくれている。これは非常に危険な状況である。


危険な要因として、一つはこのご時世、どこの企業もいつ倒産するかわからない。黒字倒産だって在り得る。2本柱の1本が倒れたら、会社として存続できない。もう一つは、その柱を支えているのは幹部1人づつということである。彼らが倒れると、これも会社として存続が危ぶまれる。2本柱のうち1本ということは50%である。せめて20%にしておけば、少々その部門が影響を受けようが大丈夫である。


昨日、その幹部の一人が病気で半休を取った。たまたま彼についている部下も身内にご不幸があり休んでいた。それで我が社の半日はてんてこ舞い状態。これではまずい。


もう一人の幹部に不意に質問してみた。
「明日から2週間休暇を取ってくれるか?」すると彼は『無理無理、無理です。』と応えた。これは我が社の実情を表しているが、まずい状態である。「では、1ヵ月後に2週間休めるか?」すると「それなら何とか」という返事だった。少しほっとした。つまり、今は無理だが改善の余地はあるということである。
「1ヵ月後に2週間休めるか?」というのは、「自分がいなくても会社が回るか?」ということである。
自分がいなくても会社が回るという事は本人のプライドの問題でもあるが、受け容れたくは無いものである。
でもそれをしなければ組織として発展しない。


会社を変える方向性が少し見えたような気がします。