自分で言うのもなんですが、これまで僕は並以上に勉強をしてきました。
家庭もそれなりに裕福だったので、何不自由なく私立中学・私立高校を経て1年の浪人生活を経て、バイトもせずに大学生活を送ることが出来ました。大学も旧帝大に入ることが出来、そこでもそれなりに勉強してきました。
1部上場企業に就職し、7年間仕事をしてきましたが、結果は人間関係で『うつ』になりました。その後も大手に就職しましたが2ヶ月で退職しました。
技術者として高度なことを学んでいれば、ウチのような小さな会社のことなど何でも出来る。そう思っていました。でも違いました。ウチの会社は小さいながら40年の歴史があります。そこで毎日同じ事を20年も30年も続けている人にその分野でかなうわけが無いのです。ずっと勘違いしていました。技術者として会社を引っ張っていこうと。
経営者には色々なタイプがあるように思います。会社が立派であれば入ってくる従業員のレベルも高く、意識を持って事に当たることが出来る。でもウチのような小さい会社。高卒がほとんど。大卒の人間は別業種からの転職組。どうやってモチベーションを上げるかそれを考えなければなりません。
ウチの社長(つまり、僕の父)は昔ながらの中小企業の社長。俺について来いタイプ。
僕はその真似をすることは出来ないし。してもいけない。僕は技術者として従業員を引っ張っていこうと思っていました。でもそれは間違いでした。
中小企業で重要なのはチームワーク。成長する企業のトップはチームリーダーにならなければならないと思いました。技術者のトップとなっても誰もついてこない。5年かかってわかった結論です。
技術者としては引退します。本当はこれまで技術者として名の残る仕事をしたいと思って勉強してきたけれど、引退します。ここ数週間、技術の仕事をしていないので従業員のやることに口を挟みたい場面も多々ありますがこらえています。
経営者を目指します。3年で安定した経営が出来るよう、経営者として勉強します。技術には定石がありますが、経営にはその従業員やお客様によって可能性は無限大に広がっていると信じ、偉大なる中小企業を目指します。