本当の私は… | m*k

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とにかく人とどう付き合えばよいか分からない子どもだった。

幼稚園の頃からすでに。

家ではしゃべってたけど、幼稚園では、多分ほとんどしゃべっていなかった。

反応も薄くて、先生からは心配されてたんじゃないかと思う。

 

小学校入学してからも、同じ。

しかもこの内向的な性格で2回も転校しているからな。

高学年で転校したときは、すでに女子グループができていてこわかった。

私があまりしゃべらないからか、雰囲気からか、肌が白くて髪が長くてストレートだったからか、

ある女子からは「おばけかと思った」と言われたの今でもよく覚えてる。

今思えばキツイ子なんて数人で、積極的に声かけてくれた子たちもいたけれど、

自分からどう輪に入っていけばよいか分からず、

休み時間、ずっとトイレで過ごしていたこともあった。

 

中学に入ったらもう一番最悪。暗黒時代。

女子は仲間外れしたり陰口言ったりネチネチグチグチ。どうでもよい。

仲間外れとか、何でするの?って不思議で。

でも、どうしてよいか分からず、ハブられてる子に声をかける勇気もなく。

友人関係興味ないから、周囲からは冷たいと思われていたっぽい。

それより海外の貧困問題とか、戦争とか、環境問題とか、

宇宙はどこまで広がっているんだろう、とか、そういう興味ばかり。

だからって深く調べることもなかったけど。

冬の夕暮れがすごく好きで、それをスケッチしたり。

ある日、「○○さんて何考えてるか分からない」って一応所属していたグループの女子からはっきり言われた。

もう一人も完全同意してた。

放課後は友達と遊ぶなんてことはほぼしなくて、勉強してた。

勉強が好きなんて超変わった子だよね。

だから成績は一番で、頭がよいってことでいじめられはしなかったのが救いか。

 

高校生になって、これじゃダメだって、ふつうの女子高生を目指したけど、

今思えばやはり何かおかしかった。浮いていた。

きゃぴきゃぴした大人数の輪には完全に入れなかった。

 

大学生になって、親元から離れて、サークルにも入って、初めはみんなとワイワイ。

なぜだか分からないけど、男性からめちゃくちゃにモテた。

モテるから、調子に乗っていた。初めて、かわいいかわいいってもてはやされた。

それが嬉しかったんだろう。

(親からなんて、一度もかわいいなんて言ってもらったり、

甘えされてもらったことなんてなかったから。)

けど、それは本当の自分じゃないからだろう。少しずつ人が離れていった。

本当の私は、生意気で、頑固で、そもそも人のことがそんなに好きではないから。

 

これまで、大勢とうまくやれず、何か浮いていて、いつの間にか自分から人が離れていくのか理解できなかった。

でも、今ではその理由が明確に分かっている。

 

そう、本当の私は、人間ではないんだわ。

いや、体は人間なんだけど、中身は違うらしい。

それを知ったとき、すべてに納得がいって、ものすごく心が楽になった。めっちゃ泣いた。

そりゃふつうにやってこれなかったはずだわ。

違って当然、分かってもらえなくて当然なんだって。

よくスピリチュアルでは、二極化していく、新しい地球になるって言われているけど、

そのときに併せて、宇宙からやってきたんだろうね。

全く記憶ないし、蘇らないけど。

何の役割があるのか分からないけど、どりあえず地球人として人間として生まれたのだから

スピ系に偏りすぎず、現実社会を生きるしかあるまい。

人間のことが好きだと思ったり、いなくなってしまえと思ったり。

いろいろ感情は揺れ動くけど、毎日を大切にしないとね。

本当にこの一見平凡な毎日は、今のうちだけかもしれないから。