穂先になるソリッドグラスが届きましたので、作業を始めます。
長さ450㍉、太さ8〜08㍉で928円(税込)。
この長さでは一番太いやつ、かなりガチガチ。
スミイカテンヤで使っても硬い穂先です。
まず穂先のスゲ口になる部分の竹外側を削って整形します。
スゲ口の厚さ1㍉を目指します。
使うのはカッターナイフと棒ヤスリ、紙ヤスリです。
紙ヤスリは100均の耐水ペーパー#240(中目)を使いました。
内部は削りません。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240626/09/kazumakidoa/d3/a2/j/o1080081015456060244.jpg?caw=800)
スゲ口の内径に合わせて、スゲ込みのソリッドグラスは、直径7㍉で削ります。
ソリッドを削る時は、水を流しながら作業します。
整形したスゲ口は補修糸で巻きます。
巻いた後はウレタン塗料で仕上げますので、出来上がりを意識した色で巻きます。
巻かないで差し込むと竹が割れます。(縦割れなので大丈夫ですが)
次に穂先全体を削って調子を出します。
削る道具は、耐水ペーパー#240(100均)を使いましたが、もう少し荒目があった方が楽です。
今回は削るソリッドが太いため、かなり時間がかかりました。
一挙に削らず、ゆっくりと曲がりを確認しながら削るのがコツです。
モデルとなる穂先を手元に置いて、比べながら進めると削り過ぎずにすみます。
先端の太さはほとんど削ってないので07.5㍉位でしょうか?
自分の好みは、先端だけチクっ!と曲がるだけのかなり硬めです。
次に削ったソリッドの塗装です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240626/09/kazumakidoa/c4/f0/j/o1080081015456060263.jpg?caw=800)
いろんな塗り方がありますが、私はカシュー漆を使ってます。(メーカーが違いますが気にしません、魔界によって置いてある種類が違います)
これを混ぜ合わせて紫を作り、うるし薄め液で濃度を調整します。
絵皿はペットボトルのキャップ、筆は100均のナイロン平筆です。
(2度塗りでほとんどムラが気にならなくなります)
ガイド付けは、G17ボンドで仮止めし、位置を確認したら軽く瞬間接着剤を垂らし、乾いたら糸を巻きます。
細い糸の方が出来上がりがきれいなのですが、巻くのが面倒(老眼には)なので主だったところは[細]を使ってます。
巻いてウレタン塗料で仕上げますから、使う糸は出来上がりの色を意識します。
本物の江戸和竿では、細い絹糸で巻いて本漆で硬めますが、私が作るのはナンチャッて和竿ですから、簡単を優先してます。
ノンビリ作業しますと言いましたが、物が手元にあるとついつい頑張っちゃいます(笑)。