スイセイミュージカル『楽園』

同じ事務所の「内海帆乃夏」が出演した、

千秋楽を観に行きました。

この公演はグループが2つあって、

もう一つの方に7月に「ナチュラル」として、

一緒にライブステージに立った「春日香音」が、

出演していました。

日系人、米兵、ハワイアンという人種が、

笑いながら楽しく暮らしていたのに…

逆説的なタイトルとキャッチコピーが、

物語の悲惨さを強調していました。

歴史を学んだぼくたちからすると、

真珠湾攻撃をカウントダウンしながら舞台を観てしまう。

友情、恋愛、家族、憎しみ合っていた関係でさえ

平等に破壊されていく様子で心が痛かった。

それでも、歌い続けて、踊り続ける。

キャストが演じたように、

史上に名が残らない人間たちも、

明るく表現することこそが、ある種の抵抗かも。

そして、伝統として生き残る表現が、

本当の「勝利」になるように、

ぼくらが受け継ぐ必要がある。

終演後もずっと物語を噛みしめていた、

そんな作品でした！

かのん、ほのか、お疲れ様。