忙し過ぎると、心までどこかに置いてきてしまう。

 

ミヒャエル・エンデ『モモ』から感じた、

「時間」と「心」についてのメッセージです。

 

時間は、ただ節約するものではなく、

今を生きるためのもの。
かけがえのない今を、楽しむこと。

 

あなたは忙しい時、自分の心の声を聞けていますか?

 

2026.9.12   花里 一馬

 

 

 

 

 

 

悩んでいるとき、私たちの頭の中では、

いくつもの問題が絡まり合っています。

仕事のこと、お金のこと、人間関係のこと、これからのこと。

それらが一つの大きな塊になり、

「どうしたらいいのか分からない」

という状態になるのです。

 

そんなとき、私は悩んでいることを紙に一つずつ書き出してみます。

紙に書いたからといって、すぐに答えが出るとは限りません。

しかし、頭の中にあった悩みを紙の上に取り出すことで、

少し離れたところから眺められるようになります。

 

松下幸之助さんは、自分自身を冷静に見つめ直すことを

「自己観照」と表現していました。

難しい言葉のようですが、

それは、自分の心を一度外に置き、

あたかも第三者を見るように、

自分自身を静かに眺めることです。

 

現代の言葉でいえば、

「自己客観視」や「メタ認知」に
近い考え方かもしれません。

私たちは悩みの中にいると、

「これは悪いことだ」

「もう駄目かもしれない」

「自分にはどうすることもできない」

と、感情的になって一つの見方に

とらわれてしまいます。

 

しかし、悩みを紙に書いて自分の外へ出すと、

一呼吸して眺めて

「本当に困っていることは何だろう」

「自分で変えられることはないだろうか」

「別の見方はできないだろうか」

と、少しずつ考えられるようになります。

 

大切なことは、大きな悩みを、

小さな問題に分けることなのです。

 

たとえば、

「仕事がうまくいかない」

という悩みがあったとします。

 

しかし、それだけでは問題が大きすぎて、

何をすればよいのか分かりません。

紙に書き出してみると、

 

仕事の量が多いのか。

時間が足りないのか。

職場の人間関係に困っているのか。

自分の経験や技術が足りないのか。

それとも、

今の仕事そのものが自分に合っていないのか。

 

一つの悩みの中に、

いくつもの問題が隠れていたことが分かります。

 

問題を一つずつ分けることができれば、

その中から、今の自分にできることも見つけられます。

 

松下幸之助さんも、世界恐慌の時に単に「会社が危ない」という

大きな問題を、塊のまま見ていたのではなかったと思います。

 

だから単純に、

幹部の人が不景気だからリストラしなければ

と進言したアドバイスに対して、

そういう安易な考えには、なりませんでした。

 

従業員を首にしないで守ることを、

一生懸命考えて

厳しい不況を乗り越えられた理由の一つは、

状況を冷静に見つめ、

問題を分けて考えられたことではないでしょうか。

 

そして具体的に

生産、在庫、雇用、販売などに問題を分け、

何ができるのかを考えていきました

 

生産を半分にして、余った時間を在庫を無くす。

 

従業員は、松下幸之助の人間味あふれる

熱い心に触れて、一致団結して

ピンチを乗り切りることが出来たのです。

 

この事実が経営の神様と

言われる内容だと

思うのです。

 

自分の心をいったん外に出して

自分の感情に振り回さない

状況判断をすることです。

「自己観照」なのです。

 

それを私は、花うたノートの

スケジュール帳で

やっていきたいと

私は、考えています。

 

最近、YouTubeリール動画も始めました!

どうぞよろしくお願いいたします。

 

花里 一馬