道路探検・神社巡りをしていると、
いろいろなものを発見することがあります。
岩国市美和町瀬戸ノ内、客(まろうど)神社の近くで、
小さいバナナのような実がたくさんなっていました。
芭蕉の実です。
岩国市では、この葉っぱを、
岩国寿司の間にはさみます。
江戸時代に、長崎にいたシーボルトが
この芭蕉を「ムサ・バショウ」という学名で発表したそうです。
江戸時代の松尾芭蕉は、深川の自宅の庭にあった芭蕉から
自分の名前を芭蕉としたそうです。
夏草や つわものどもが 夢の跡(あと)
古池や 蛙(かわず)とびこむ 水の音
閑(しず)かさや 岩にしみ入る 蝉(せみ)の声
この寺は庭一盃の芭蕉かな 芭蕉
ちなみに芭蕉の季語は初秋だそうです。
芭蕉もバナナも、バショウ科バショウ属に分類される大型多年草で、
バナナのような実がなりますが
芭蕉の実は種が多く苦みがあるため、
食べられないそうです。