たまにですが、

「みんな、どんなブログ書いてるんだろう」
「どんな記事が人気なんだろう」

と他の方のブログを拝読しています😄


だいたい面白かったり、勉強になります。






その中で、あるオフィシャルブロガーの方が
おススメしていた商品が
すごく香ばしいと思うものがありまして(笑)

 



今回は「それってどうなん?」
というブログです🤟🏻
 

 

 



べ〇シャワー

べ○シャワー(アルカリイオン水)を
吹きかけると野菜に付いた
農薬や展着剤が落ちるそうです👾


黄色い液体が農薬や展着剤だそう。
※展着剤とは雨などで農薬が落ちないように保護する役割の薬剤のことです。
 

市販の野菜はこんなにも残留農薬や展着剤が
ついているんですと販促をしています…






なかなか香ばしくないですか(笑)








まず、思うのは…

無農薬野菜と農薬野菜とで比較してみないと
黄色い液体が本当に農薬や展着剤なのか
分からなくないですか?
 

強アルカリの液体を吹きかけてるんだから
トマトの成分が出てるんじゃないですか?

 という疑問です。













初めて言いますが、
僕、実は農学部の出身です。

 
専攻は海洋環境やサンゴだったので
そこまで詳しい訳では無いですが…😓

一応、理系で勉強してきた分野でもあります。
農業をしている友達もいます。

 

べ○シャワーのLPを見ていて、
このやり方はいかがなものかと思うので
検証してみました。

 




全然、面白くないんですが…

 頑張ったので読んで欲しいです😂 

※別にいつも面白くないですけどね!笑


 

早速、べ○シャワーを購入して実験です😎

※400ml × 2つで3,630円もするぅー…

 

 

 

まずは成分を確認。

成分:アルカリイオン水

調べてみると…99.9%が純水
残りの0.1%はカリウムのようです。
※ほぼ水です(笑)
 

 



↓この辺は飛ばして頂いてもいいです…

アルカリイオン水は電解水の通称で
水を電気分解をしてつくられます。
引用元 : AQUXIA-Technology



水だけでは電気を通しにくいため、
この製品の場合、カリウムが使われています。

≪化学反応式≫
2H2O(水) + 2K(カリウム)
→2KOH(水酸化カリウム) + H2(水素)

 
pH12の強アルカリ電解水ができます。
これがアルカリイオン水です。




実際にpHを測ってみると…
この測定液では、
pH8.5までしか測れなかった…😂
※すいません



紫色を示しているので、pH8.5よりは
全然上でpH12くらいはありそうです。

 



本当に黄色の液が農薬や展着剤なのか


実際に農薬使用トマト🍅と無農薬トマト🍅に
かけて実験してみました!

 

まずは、
スーパーで売っている農薬使用トマト🍅


 
使い方の通り10プッシュくらいして…




動画のと同じように黄色の液体が出ました。
※この後、美味しく頂きました👏🏻笑
 

 


では、次に僕のばあちゃん家でとれたトマト🍅

正真正銘の無農薬トマト。
もちろん農薬も展着剤も使っておりません。

 


そのため、黄色の液体は出ないはずですが…


出ちゃいました😳

 


比べてみると…
※同じ品種のトマトではないので、色味には差がありますが…
 

ばぁちゃん家で取れた無農薬トマト🍅からも
黄色の液体がでてきたので
これは農薬でも展着剤でもなさそうです



 


そもそも残留農薬の基準値って
1ppm以下です。

それ以上の野菜は
出回らないようになっています。


1ppm=0.0001%です。


農薬に色が付いてたとしても、
見えるはずないと思います…。

 

 

 

 


黄色の液体は何なのか?


一番に思いつくのは、
トマトの色素で有名なリコピン。

ただ、リコピンは脂溶性。
アルカリイオン水を吹きかけても、
水には溶けないので、恐らく違う。


強アルカリ水溶液を吹きかけて、
溶出する成分は数百種類以上ありそうで…
アミノ酸類とか糖類とか
有機酸類とかフェノール物質などです。


分析にかけないと分からなさそうです🙇‍♂️
 






 
 


「野菜に吹きかけるとぬめぬめして、
 こんなにも農薬が残っていたのかと
 恐ろしくなりました」

なんて、口コミを見かけましたが…
これ、指先にスプレーしても、
ぬめぬめします(笑)

 

 
お分かりの方もいらっしゃると思いますが、
強アルカリ性(pH12)なので、
タンパク質を溶かします👾
※キッチンハイター(pH13)と同じくらいなので、そらそう…

 
実験をするにあたり、
素手でトマトを回していたら、
普通に指先つるつるになりました。
※個人差はあると思います。

 

 

 そして、Q&Aも香ばしい…


「小さなお子さまがいるご家庭でも安心…」と
書かれておりますが、強アルカリ性なので、
目に入ったら、粘膜を損傷しますし、
素手で使えば手荒れちゃいます…
 




成分は純水とカリウムですが、
強アルカリ性(pH12)です。

水道法で下水に排水する場合には
排水量に関わらず、pH5~pH9基準を
守るよう定められています。

pH12の強アルカリ性は、
多くの水生生物は生息できない環境です。
中和されず、このまま流せば、
水質汚染にはなるかと…😓


 

 

アルカリイオン水(アルカリ電解水)は
確かに洗浄力や除菌効果は非常に高いです。

アルカリイオン水が悪い訳ではありません。



pH12であれば、
様々な汚れや油分などを洗浄できますし、
タンパク質溶解作用によって除菌することも
可能だと考えられます。


ついていれば、農薬も落とせると思います。
※流水でも落とせると思いますが…

 



ただ、農薬使用の有無に関わらず
溶出されるこの黄色い液体を
「農薬や展着剤だ!こんなにも付いている」
言って販促するのは問題があると感じます。


農薬を出来るだけ減らせるよう試行錯誤して
農業をしている友達がいる身としては、
この煽り方は許せないなと思うところです。



 




べ○シャワー。
成分は99.9%の純水0.1%のカリウム
ほぼ水です(笑)


この商品は400mlで約1,800円
売られております。


お分かりの通り、
原価率めっちゃ低いです。

 

 

ググってみると中には、べ〇シャワーを
絶賛している記事めっちゃあります👾


「嘘?怪しい?」なんてタイトルで煽って
めっちゃ盛りまくった高評価で
紹介しています。


もれなく記事の最後には
アフェリエイトリンク
付いています(笑)

 
僕が登録しているASPでも
実際、確認しましたが、
1件1,000~4,000円の報酬が発生します。

 

 



原価率が低い事も
アフェリエイトで報酬が発生する事も
一切、悪いことではありません


価格設定に関しては、企業の自由ですし、
宣伝して報酬が発生する事は当然です。

 

 

ただ、原価率がかなり低い故に
アフェリエイト報酬を高額に設定でき、
怪しい商品を絶賛するブロガーが沢山いる
という構図を知って欲しいです😂

 

 

 

残念ながら、商品が雑誌に載ったからって
なんの信頼も無いです。
雑誌に広告費を払って載せているだけです。

 
オフィシャルブロガーが紹介してたからって
それだけで信用するのは危険です。

 

 

トマトの成分の溶出を
残留している農薬の様に見せて不安を煽り、
価値のない物に価値を付けて販売する会社や

知識もセンスもないブロガーに
お金を落とすくらいなら…

 

無農薬や低農薬で環境負荷の少ない方法で
頑張ってる農家さんに僕はお金を払いたいです。






めっちゃ長くなっちゃいましたが、
最後まで読んで頂きありがとうございました🙇‍♂️


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