だけど…
さあやに出会えたのは
褒められた選択じゃないんです。
マルタに行ったのは僕が転職したタイミング。
新卒で入った会社を
2年も経たないうちに辞めました。
「石の上にも3年」
「転職するとしても3年は続けてから」
なんて、言われるけど、
1年間いても、知らない土地で、
全然、プライベートが楽しめなかった。
その土地がどうとかじゃなくて、
僕には向いてなくて、
楽しめない自分にがっかりでした。
仕事や人間関係には不満は無かったけど、
休みの日が何も楽しくない。
その状況に我慢できなくて、辞めたんです。
マルタを選んだ理由もスパルタで英語を勉強
というより海を楽しみたかったからで。
きっと、どれも
褒められた選択じゃないんです。
そんな話を寝る前にさあやに話していたら、
「かずくんはちゃんと
心の声を聞ける人なんだよ」
って言われて、心がストンっとなったんです😳
別に肯定して欲しい訳でも無かったし、
「あの時、思い切ってよかった!」って
話をしたかっただけで。
努力や達成感は
人生を充実させるものだと思います。
頑張って得た結果や努力した経験は
何にも変えられないものだと思います。
でも、我慢する事は違うんだって。
努力と我慢って
すっごく微妙な違いなのかもしれません。
我慢は美学なんて思われがちだけど、
我慢する事が、耐えぬく事が
必ずしもいい結果につながるなんて
僕は信じてない。
あの時、もう少し会社を続けていたら…
数ある英語圏の中から
マルタを選んでなかったら…
少しでもタイミングや選択が違ったら
さあやに出会う事もなかったし、
他の友達だってそう。
そう思うと、あの時の自分を褒めてあげたい。
こんな書き方は語弊があるかもしれないけど…
我慢を続けるより
自分の心を可愛がって生きていきたいな
と思うんです。