さあやと対照的に僕は結構
何でも捨てれられる人です🙋🏻♂️
いらない物は、はっきりしていて
思い入れがある物もわずかしか残していない。
捨てる人🙋🏻♀️、捨てられない人🙋🏻♂️
この違いでも、よく喧嘩します(笑)
※思い出がつまってるんだよね、ごめんね😇
そんな僕ですが、珍しく
ずっと手元に残しているある雑誌があって。
『POPEYE』
シティボーイのためのファッション&カルチャー雑誌
男女問わず目にした事があると思うんですが
僕、この雑誌がめっちゃ好きなんです😁
好きなところは、
シティボーイのテーマにしながらも
決して、流行やトレンドを追わないところ。
ファッション誌のいかにもな
「今季トレンドのアイテム紹介!!」
「女子受け抜群〇〇!!」
といったものをトピックにしない。
流行りを発信しない雑誌なんて
思われたかもしれませんが…😇
大学生の頃、他の雑誌を読んだ時、
着こなし方における丁寧な解説、
ファッションの他にもスキンケア、
美容コンテンツの比較があったり、
それはそれで充実した雑誌でしたが、
いかにもなトピックに埋め尽くされていて
その流行が過ぎれば、読んだその内容は
もう役に立たなくなる。
それが、すごく無駄な気がして…
毎回似たような内容の繰り返しな気がして…
流行りにおいて行かれないよう
把握しておかなければいけない
義務感のようなものを感じて
読んでいてしんどいなと思ったんです。
一方、POPEYEはトレンドに左右されず
他のファッション誌とは異なる切り口で
遠く離れた外国人の生き方や遊び方、
その都市の生活や文化やインテリアにも
光が当てられていている。
読んだ内容の価値は、
今年も来年も変わらない。
ファッションを通して、いろんな情報が
載っていて、興味深いものでした。
また、他の雑誌と一線を画していて
旬の俳優やジャニーズで雑誌売ってない感。
その潔さ、内容が濃さ、攻めた特集が
好きなんです😁
そして、一番の魅力は、その文章。
心地よくて、面白いんです。
それはもう、言葉のセンスの塊で…😭
例えばNew York特集な時はこんな感じ。
==引用開始==
ニューヨークへのバカンスはおすすめしない。
街はせわしないし、常に人で溢れていて、
狭いホテルの部屋ではちっとも心が休まらない。
おまけに物価は高いし、慣れないチップに悪戦苦闘し、
フランクな英語に苦笑い。
でも、それでも惹かれる魅力があるんだよね、
NYCには。
見たことのない美しいビルに反射した光、
のどかな公園、アップタウンのコンサバ感や、
ブルックリンで暮らす黒人たちの格好よさ。
夜景、肉、ゴミ、渋滞、古くてクールなもの、
斬新すぎてよくわからないもの。
そういう日本では得ることができない経験が
積み重なるにつれて、この街って自由だな、
なんてホテルに帰る道すがら思ったりする。
旅の終わりにはニューヨークに次に来るなら……、
なんて考えている自分がいる。
よくわからないけど、
人生を少しだけ揺るがす街なんだ。
株式会社マガジンハウス
『POPEYE ニューヨーク・シティガイド’14』
2014年10月号39ページ
==引用終了==
めっちゃ、おもしろくないですか?
この談笑してるような感覚が心地よくて
惹きつけられる。
面白い街なんだろうなってワクワクする。
なんて言うんだろう…。
雑誌全体を通して
「昔からある良いもの」「伝統的なもの」を
しっかりと知っている大人が、
新しいアイテムや文化を教えてくれる感覚。
今でもそうですが、
学生時代から文章が書けなかった私にとって
こんな文章が書けたらなと憧れの雑誌でした。
隅から隅まで読んだ気がする。
最初から最後まで、小さなコラムまで
面白くて読み切った雑誌は初めてでした。
7年前の雑誌なんて、
流行を追うという意味では
今となってはもう役に立たないはず。
だけど、POPEYEにはその他の価値があって
写真の美しさ、特集の面白さ、
文章の心地よさ…。
New Yorkに行く予定なんて当時から無いのに
今でも手元にあって、
バックナンバーが捨てれない。
今、読み返してみても面白いんです。
他にも読み返したくなっちゃいました😁