さあやが
『自分の人生を愛せるようになった』
って言っていたこと。
付き合った当初は、
ずっと憧れだったCAを辞めてから
心にぽっかり穴が空いたみたいでした。
僕とのデートは楽しそうにしてるけど、
それは現実逃避の時間で、
それが終わると
また、1ヶ月間、東京で時間が経つのを
我慢する日々。
そんなお付き合いがはじまって
少し経った頃、さあやが
『東京で居場所がない』
『早く一緒になりたい』
と苦しくて泣いていたことがありました。
結婚を前提でお付き合いを始めたけど、
僕も一緒にいたいし
側で支えてあげたいけど、
結婚で、その苦しさを解消できるとは
思えなくて
『結婚したとしても、
さあやの人生はさあやのもので、
おれに託すわけじゃないよ』
っと伝えたことがありました。
きっとあの時、僕が
『神戸で一緒に暮らそう』
と言っていたら、さあやはすぐに
来てくれたと思います。
『一緒に暮らしたいなら、その時が
結婚のタイミングだったんじゃない？』
と思う方もいるかもしれません。
自分でも矛盾してることは
わかっておりますが…
やっと、さあやが東京で自分の人生を
愛せるようになったこと。
それが理由1つで、一緒に暮らすことが
難しくなっていても
僕はめっちゃ嬉しいです。
側にいて、2人とも自分の好きなことが
できる環境に勝るものはないけど…
僕に依存して、近くいるさあやより
自分の道をみつけて、
遠くにいるさあやの方が
僕は、ずっと好きなんだと思います。