2024年10月05日
原油価格の高騰によって最も影響を受けるのは農業従事者なのだそうです。
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「農業で利用される被覆資材などの他、施設園芸では冬期の暖房用燃料などにA重油や灯油等が用いられるなど、農業を行う上で原油は切っても切れない関係であり、（資材）メーカーは製品価格に転嫁することができるが、農家は資材や燃料にかかる費用が増えた分を農産物価格に転嫁することが殆どできず、 そのため、経費が増加しても販売価格と収量を現状のままとして試算すると、多くの農家が経営危機に陥ってしまう」と指摘されています。
燃料や肥料、農業資材の原料となる原油価格が高騰！原油高が農業に与える影響。 - 農業メディア│Think and Grow ricci (kaku-ichi.co.jp)
■日本の原油輸入元の94％は中東
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中東から日本への原油タンカーの航路は「オイルロード」と呼ばれており、ペルシャ湾（アラビア湾）を通り、インド洋からシンガポールのあるマラッカ海峡を通過して南シナ海、太平洋を通る片道約1万2,000kmの道程なのだそうです。
オイルロード超大型タンカー12,000kmの旅 「一航海の軌跡」Vol.1日本出港～シンガポール海峡通峡 1/7 | 出光タンカーリポート | 出光興産 (idemitsu.com)
■2022年現在で、日本の原油輸入元の94％が中東
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日本の原油輸入、中東依存率は実に94.1％ 経済産業省の公開資料で原油輸入元を検証（不破雷蔵） - エキスパート - Yahoo!ニュース
米国バイデン（仮）大統領（仮）は、イスラエルがイランの石油インフラも攻撃対象とすることを支持する可能性すらあるようです。日本は今後も米国に歩調を合わせるのでしょうか？
NYの原油市場で、国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格は4日に一時、1バレル＝74ドル台半ばまで上昇。
イスラエルが、イランからのミサイル攻撃への対抗措置をとる構えを示す中、米バイデン大統領は「イランの石油生産施設への攻撃を支持するか」と問われ、「協議中だ」と述べた。
石油生産施設が攻撃の対象となる可能性が否定できないとの受け止めが広がり、国際的な原油の先物価格は一時、およそ1か月ぶりの高値水準となった。
イランへのイスラエルの報復攻撃が始まる前でさえ、1バレル80ドルに上昇する勢いで原油価格が高騰しているそうです。
中東のエネルギー政策研究所の専門家の見通しは更に悲観的なようです。
スプートニクのインタビューに対して、レバノンのエネルギー政策研究でタヒル中東政策研究所の非常勤職員マーク・アユーブは以下の様に答えた。
「イランの原油施設の損傷は、確実に影響を及ぼし、世界のエネルギー市場に圧力をかけるだろう」「これは、1990年にイラクがクウェートに侵攻したときに起こったことと似ているかもしれません。攻撃の規模によっては、価格につながる可能性があります100ドル以上になる可能性があります。」「（イランの産油量として）日量約150万バレルが失われると予想されています。」
イランの石油インフラへの攻撃で石油価格が100ドル以上になる - 中東エネルギー研究者 (sputnikglobe.com)
イランに対する軍事行動や経済制裁が、なぜアメリカにとって裏目に出るのか (sputnikglobe.com)
#原油価格#オイルロード#農業#中東情勢#イスラエル#イラン