中国人窃盗集団「ピンクパンダ」日本再上陸…東京の宝飾展で真珠のペンダント6本186万円被害 2024年8月30日
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今年1月に東京ビッグサイトで行われた「国際宝飾展」のイベントで、販売用に展示されていた真珠のペンダント計6本を盗んだとして警視庁は28日、中国籍女性・義小鳳容疑者(37)、胡慧玲容疑者(37)の2人を窃盗容疑で逮捕したと発表した。被害額は186万5000円。2人はこれまで世界各国で活動してきた中国人窃盗グループ、「ピンクパンダ」のメンバーとみられている。
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「義容疑者らは1月17日に行われたイベントで窃盗を働き、翌18日には出国していました。今回逮捕に至ったのは、前回と同じく、今月28日から東京ビッグサイトで開催されている『ジャパンジュエリーフェア』を狙って前日27日に再入国したためでした。『ピンクパンダ』はこれまでも国際宝飾展などに中国人“爆買い客”などを装い、店員の注意を引いた上で世界各国で窃盗を行ってきました」(捜査関係者)
中国・湖南省出身者らを中心に構成されているという「ピンクパンダ」は、これまで欧州などを中心に窃盗を行ってきたが、2015年ごろから日本でもその活動を開始。18年には男女15人のメンバーらが「神戸国際宝飾展」で客を装い、計50万円相当の貴金属を盗んで逮捕されている。
「手口は犯行を起こしてすぐに出国するヒットアンドアウェー方式。男女混成で犯行を起こすのもグループの特徴です。名前の由来は欧州の国際窃盗組織『ピンクパンサー』にちなんでフランス警察がつけたといわれています」(同前)
旧ユーゴスラビア難民らを中心に構成されたピンクパンサーは数百人のメンバーがいるといわれている。世界各国の高級宝飾店などを狙い、その被害総額は400億円以上にものぼるという。日本でも04年3月に銀座の宝石店で国内史上最高被害額の35億円相当の宝石を盗んだことでも知られている(のちに犯人は逮捕)。
「男女混成や宝飾店を中心に狙うなど、ピンクパンサーとの類似性から中国人ということで“パンダ”の名前がつけられたと思われます。今回の事件の被害総額は1000万円にのぼるとみられ、警視庁は余罪と組織の全貌解明について捜査を進めています」(同前)
パンダのように愛嬌を振りまくだけなら来日も大歓迎なのだが。
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