日本の競争力、過去最低38位に下落！企業の効率低下が目立つ　前年より3つ順位マイナス

2024年6月26日

スイスの国際経営開発研究所（IMD）が発表した2024年版「世界競争ランキング」で日本の競争力がさらに低下していることがわかりました。

前年と比べて日本の競争力は順位が3つ低下し、世界順位は38位まで下落。
これは過去最低の順位で、隣国の韓国が20位だったことを考えると日本の低迷は際立っています。対象となっているのは主要67カ国・地域で、インフラと政府の効率性、経済実績、ビジネスの効率性の4分野を総合して採点していました。

主要国だとアメリカが12位で、中国14位、ドイツ24位で、トップにはスイスやデンマークが並んでいます。日本の競争力や企業力、ブランド力を示す数字は全体的に下落傾向が目立ち、この10年間で世界における日本経済の立ち位置は縮小してしまったと言えるでしょう。

　スイスの国際経営開発研究所（IMD）がこのほど発表した2024年版「世界競争力ランキング」で、日本の競争力は企業の効率性低下が響き、前年より順位を三つ下げ、世界38位と低迷した。3年連続で順位が落ち、過去最低を更新した。

24年版は主要67カ国・地域が対象。「経済実績」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4分野で競争力を採点し総合評価した。

日本は「経済実績」が21位と前年から5ランク上昇。「インフラ」（23位）、「政府の効率性」（42位）は横ばいだったが、企業の技術革新や利益に直結する「ビジネスの効率性」が51位と四つ順位を落とした。（NNA＝共同）

日本経済新聞 電子版（日経電子版）

世界競争力、首位はシンガポール　日本は過去最低38位

https://nikkei.com/article/DGXZQOUC17BZV0X10C24A6000000/?n_cid=SNSTW005… 日本は前年から3つ順位を下げ、特に「ビジネスの効率性」を巡る評価が低く。分野別で起業環境や国際経験などが最下位でした。

以下略