日本円が1ドル=159円台まで下落!5兆円の為替介入から1ヶ月半で戻る アメリカ財務省は日本を「為替操作監視リスト」に指定2024年6月24日

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5月のゴールデンウイーク期間中に政府日銀が大規模な為替介入を実施しましたが、それからわずか1ヶ月半足らずでほぼ為替介入前の水準まで値段を戻しました。

週明けとなる6月24日の為替市場は先週からの流れを引き継いで円安傾向となり、現在は1ドル=159円台後半まで円が下落しています。為替介入直前が1ドル160円で、その後に152円台まで円高になったことを考えると、短期間で5兆円分の為替介入を帳消しにしてしまったと言えるでしょう。この為替市場について財務省の神田財務官は記者団に対し「過度な変動があった場合には適切な行動をとる」と述べ、追加の為替介入もあり得ると示唆していました。しかしながら、同時にアメリカ財務省は20日、貿易相手国の通貨政策などを分析する半年に1度の報告書を議会に提出し、通貨を意図的に誘導する為替操作を行っていないかなどをチェックする「監視リスト」の対象に再び日本を追加すると表明。
日本は事実上の為替操作監視国家となり、アメリカ政府からこれ以上の為替操作は控えるように監視されている状態となっています。

このような情勢から為替介入は難しいのではないかとする声が多く、これが円安をさらに強める要因になっているところです。

 ドル円チャート
https://www.gaitame.com/markets/chart/usdjpy.html?interval=60

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財務省 神田財務官 円安 “過度な変動あった場合 適切な行動”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240624/k10014490221000.html

外国為替市場で円相場が1ドル=159円台後半まで円安ドル高水準となっていることについて、財務省の神田財務官は記者団に対し「過度な変動があった場合には適切な行動をとる」と述べて市場の動きをけん制しました。
21日のニューヨーク外国為替市場ではFRB=連邦準備制度理事会は利下げを急がないとの見方から円安が進み、円相場は一時、1ドル=159円80銭台まで値下がりして、ことし4月29日以来の円安ドル高水準となりました。

円相場 1ドル=159円台後半まで値下がり 円安進む
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240624/k10014490241000.html

24日の東京外国為替市場、アメリカの利下げが遅れるとの見方が出ていることなどから、日米の金利差が意識されて円安が進み、円相場は、1ドル=159円台後半まで値下がりしています。

 

以下略