自民党内に漂う危機感”支持率2割切り政権の受け止めは…政治部記者が解説

placeholderテレ朝news

2024/06/17

内閣支持率が2割を切ったことについて、政権側はどう受け止めているのでしょうか。 (政治部・千々岩森生記者報告) 自民党では支持率が2割を切ったことよりも「政権交代」の声が2カ月続けて5割前後に達したことの方が切実です。 ある中堅議員は「政権交代への期待の高まりは、もはや止めようがない」とため息交じりで、政権を失う可能性も含めたこれまでにない危機感が漂い始めています。 (Q.岸田総理に打つ手はあるのでしょうか?) 岸田総理が内閣改造で、求心力の回復を図るとの憶測もありますが、党内から「総裁選目当てだ」と反発が出るのは必至です。 これまで政権を支えていた麻生副総裁や茂木幹事長との結束も揺らいでいて、ある閣僚経験者は「岸田さんは四面楚歌だ」と指摘するなど、党内は「ポスト岸田」選びに関心が移りつつあります。

 

岸田内閣支持率19.1% 発足後最低 ANN世論調査

岸田内閣の支持率が政権発足以降、最低の19.1%になったことが、ANNの世論調査で明らかになりました。 ANNは15日、16日に世論調査を行いました。 岸田内閣を「支持する」と答えた人は先月より1.6ポイント減り、19.1%になりました。 内閣支持率が2割を切るのは、2012年に自民党が政権に復帰してから初めてです。 国会で審議されている政治資金規正法改正案を「評価しない」と答えた人は59%で、「評価する」は22%でした。 また、国会議員に毎月支給される100万円の調査研究広報滞在費(旧文通費)について、使い道の公開を義務づけるべきか尋ねたところ、「義務づける」が82%に上りました。 今月始まった定額減税については「評価しない」が45%、「評価する」が40%となりました。 次の衆議院選挙の後に「政権交代を期待する」と答えた人は49%で、「自公政権の継続を期待する」は34%でした。 来月7日に行われる東京都知事選挙の結果が国政に「影響を与える」と思う人は66%で、「与えない」を大きく上回りました。