体調不調が長引く紀子さま、宮内庁病院は「1500万円分の薬」を購入 “皇室のかかりつけ医”に炎症性腸疾患のスペシャリストが着任 2024/05/11

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体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)

体調を見極めながらの公務へのお出ましだという(4月、東京・清瀬市。写真/JMPA)© NEWSポストセブン 提供

 紀子さまのご体調の懸念はいつまでも払拭できず、「難病」を示唆する報道も飛び出した。次代の皇后であり、将来の天皇の母でもある紀子さまが受けられる大きな重圧に、打たれた一手は──。

【写真】紀子さまが頼られる清原医師。スマートないで立ち。他、悠仁さまの合唱を鑑賞する紀子さま、たこ焼きを持つ佳子さま、夜のNYをデートする眞子さんも

 結核は、かつて日本の「国民病」と呼ばれた。1939年の「結核予防会」の設立は、昭和天皇の皇后だった香淳皇后の下賜金によるものだ。予防会の現在の総裁は、1994年に就任された秋篠宮妃紀子さま。4月30日、東京・清瀬市を訪問され、結核療養所跡地や郷土博物館などを2時間以上かけて歩いてめぐられた。精力的なご活動ぶりの一方、紀子さまのご体調への不安はいまだ拭えない。

「最近の紀子さまは顔色が優れず、少しお痩せになったようにも見受けられます。昨年末から、胃腸の不調が続いていることが公表されています」(皇室記者)

 不安を増長させる報道もあった。5月2日発売の『週刊現代』は、《宮内庁が「超高額薬」を大量に買っている》とする記事を掲載した。

「宮内庁が2022年度から『抗ヒトTNFαモノクローナル抗体製剤インフリキシマブ』という薬を大量に購入している、という内容でした。この薬は潰瘍性大腸炎、クローン病、関節リウマチといった免疫の病気に使われるものだとしています」(前出・皇室記者)

 特に潰瘍性大腸炎やクローン病は、指定難病とされるものだ。購入が始まったのは、長女の眞子さんとその夫の小室圭さんが結婚し渡米後の2022年度から。2023年度には、2回に分けて約1500万円分も購入されていた。

《多大なストレスから胃腸に支障をきたしたと考えられなくもありません》

 そうした関係者のコメントとともに、報道では紀子さまと薬との関連が示唆された。

「薬の納品先は宮内庁病院です。宮内庁病院は“皇室の病院”ではあるものの、宮内庁や皇宮警察の職員も受診が可能なため、薬が誰に用いられるための購入かをはっきりさせることはできません。

 ただ、紀子さまに限らず、公表できないような重篤なご病気だった場合には、公表資料などに残らないよう私費で薬を購入するケースもあるといいます。そうしなかったのは、購入や使用を隠す必要はないとの判断があったのでしょう」(前出・皇室記者)

 だが、それを理由にして、紀子さまのご体調の懸念が払拭されたとは言い難い。

安倍元首相の主治医の愛弟子

 この4月、「皇嗣職侍医」に、慶応病院の清原裕貴医師が着任した。侍医とは言わば“皇室のかかりつけ医”である。

「清原医師の専門は消化器内科。特に炎症性腸疾患のスペシャリストで、潰瘍性大腸炎に関する論文が、スイスの医学誌に掲載されたこともあります」(医療関係者)

 潰瘍性大腸炎は、安倍晋三元首相の持病としてその病名が広く知られるようになった。2007年の1回目の首相辞任時には、首相の主治医として慶応病院の当時の教授だった日比紀文医師が記者会見を行った。

「清原医師は、以前、北里研究所病院の勤務時に日比医師からの薫陶を受けた愛弟子です。2019年には、炎症性腸疾患をテーマにした講演会に一緒に登壇したこともあります」(前出・医療関係者)

 そうした専門家が皇嗣職の侍医として招へいされたのは「ご体調不良が続く紀子さまのため、という可能性は大いにあります」と皇室関係者は話す。

「侍医は全般的な診療を任されますが、その時々に担当する皇族方が抱えられている病気や症状に合わせて、人選が行われます。皇嗣職侍医ということは、担当は秋篠宮さまと紀子さま、そしてまだ若い佳子さまと悠仁さまです。紀子さまが胃腸の不調を抱えている中での人事ですから、清原医師が紀子さま対応のために招かれたのは火を見るよりも明らかです」(皇室関係者)

 清原医師はどのような人物なのか。

「後輩への指導は丁寧で、周囲から慕われるイケメンです。年上のベテラン女性看護師とも良好なコミュニケーションを取ることができます。胃腸の具合や症状は、女性ならば口にするのに抵抗がある場合もあるでしょう。職員の伝言というわけにもいきませんし、紀子さまは清原医師と直接対話することになるわけですが、信頼を置ける人だとお感じのようです」(宮内庁関係者)

宮内庁病院に1億8000万円

 紀子さまの「胃腸の不調」は、今年1月6日に公表された。

「昨年末から、通常の食事をとることが難しくなるほどに、胃腸の働きが弱っていることが明らかにされました。しかし、その後の内視鏡検査では、直接の原因となる所見は見られませんでした」(別の皇室記者)

 この症状のため、紀子さまは1月8日の手話狂言ご鑑賞、2月9日のケニア大統領夫妻を招いた午餐会を欠席された。これまで数多くの公務を担われてきた紀子さまにとって、異例の事態が続いたのだ。

 現在は、冒頭の結核関連の都内でのお出ましのほか、4月下旬に石川県を訪問されるなど、遠方での公務にも取り組まれている。だが、紀子さまがご体調不良を訴えてから、間もなく半年を迎えようとしていても、宮内庁は「ご体調は徐々に回復してきている」とするばかりで、いつまで経っても「完治」のアナウンスはない。