日本株価が乱高下している理由(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/329.html 2024 年 3 月 13 日

日本株価が乱高下している理由
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2024/03/post-5ecfff.html
2024年3月12日 植草一秀の『知られざる真実』

日経平均株価が史上最高値を更新し、さらに4万円の大台を突破したが、その後に反落している。

日経平均株価が3万6000円を突破したのが1月15日。

史上最高値を更新したのが2月22日。

そして、3月4日に4万円を突破した。

メディアは史上最高値更新、4万円突破を大きく取り上げた。

昨年年初に上梓した
『千載一遇の金融大波乱』(ビジネス社)


https://x.gd/8MnQp

表紙帯に「日経平均3万6000円突破も!」と明記した。

昨年1月4日の大発会での日経平均株価安値は25,661円。

「3万6000円突破」の予測を信じる者は皆無だったと言って過言でない。

しかし、1年後の本年1月15日に日経平均株価は3万6000円を突破した。

予測は圧倒的少数見解だったが、日経平均株価は本年1月15日に36000円を突破。

本年年初に上梓したのが

『資本主義の断末魔』(ビジネス社)


https://x.gd/xIij4

で、表紙帯裏に「2024年、ついに日経平均史上最高値を更新か!」と明記した。

実際、日経平均株価は2月22日に史上最高値を更新し、3月4日に4万円を突破した。

上記の著書は私が月2回執筆している会員制レポート
『金利・為替・株価特報』=TRIレポート
https://uekusa-tri.co.jp/report-guide/

の年次版で、1年間の金融市場見通しを単行本で刊行しているもの。

『資本主義の断末魔』がシリーズ第11弾にあたる。

会員制レポートでは一昨年末に日経平均株価急騰を予測したが、5月から6月に「踊り場相場」への移行を予測した。

3万1000円から3万4000円のレンジ内相場=踊り場相場が持続すると記述し続けた。

昨年末になり、年明け後に「踊り場相場」を上方に抜けて「雲外蒼天相場」が示現すると予測した。

予測通りに年明け後、日本株価が急騰して史上最高値更新、4万円突破を達成した。

ここで世の中のムードは総強気に転じる。

ここで冷静にならなければならない。

本年2月21日に執筆した
『金利・為替・株価特報』2024年2月26日号タイトルを

「日経平均史上最高値更新後展開を考察する必要」

とした。

第1節【概観】に次のように記述した。

「日経平均株価が史上最高値を更新する可能性は高いが、相場の波動、リズムを考えると、39000円から40000円の水準で上値が重くなることを、慎重に想定する必要が出てくる。

35年ぶりの日経平均株価史上最高値は大きく報じられる。

政府の金融投資推奨キャンペーンの影響もあり、強気一色のムードが広がることも考えられる。

ここで思い起こすのが「人の行く裏に道あり花の山」の相場格言だ。

本誌は「人の完全な裏」の23年株価急騰を予測し、24年史上最高値更新を予測してきたが、今度は逆に世の中が強気に著しく傾き始めている。

ここは少し冷静に観測することが求められる。」

「3月18-19日に日銀政策決定会合がある。

日銀政策修正はかなりの程度、織り込まれ始めているが、実際に政策変更が確定的になれば、金融市場が反応を示す。」

そのうえで、第8節【投資手法】タイトルを

「推奨できない高値追い」

とした。

さらに、3月7日執筆の『金利・為替・株価特報』2024年3月11日号タイトルを

「日銀政策修正とブラックマンデーのメカニズム」

とし、第1節【概観】に

「目先は日銀政策変更に伴う株価下落反応への警戒を強める必要がある。」

と明記し、「ミニブラックマンデー」への警戒を呼び掛けた。

3月18-19日の日銀政策決定会合が注目されるが、重要なことは日銀の政策修正が正当性を有していること。

この点を明確に認識しておく必要がある。

詳細は『金利・為替・株価特報』
https://uekusa-tri.co.jp/report-guide/

に記述している。

関連記事
強気相場ついに868円安の大暴落…株安の原因「円高」は今後1ドル=130円台、株価2万8000円の悪夢も(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/328.html

 

コメント

 

2. 赤かぶ[211835] kNSCqYLU 

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株価一時1200円近く急落 2年9カ月ぶり 専門家「要因は『半導体株安』と『円高』」【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2024年3月12日)
株価一時1200円近く急落 2年9カ月ぶり 専門家「要因は『半導体株安』と『円高』」【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2024年3月12日) (youtube.com)
2024/03/12 ANNnewsCH

 11日の日経平均株価の終値は3万8820円と、先週末より868円安くなりました。

 取引開始から下落して一時1200円近く値下がり、2年9カ月ぶりの下げ幅となりました。

 この急落の要因は、2つあると専門家は言います。

マネックス証券 広木隆チーフストラテジスト
「(株価の)大きな下げになったきっかけは、2つほどあります。1つは先週のアメリカでの半導体株安の流れから、日本も半導体大手の株が大きく売られた」

 先週末、アメリカの半導体株を中心に下落し、ダウ平均株価は値下がりしました。

広木チーフストラテジスト
「2つ目は、円高に急速に巻き戻ったというのがあります」

 11日の円相場は1ドル=146円後半まで円高が進みました。

広木チーフストラテジスト
「日本の主力産業である輸出関連株が軒並み売られる。『半導体株安』『円高』を受けた輸出株安となると、東京市場が全面安という展開になった。これまで、株高を主導してきたのは外国人投資家ということですから、外国人投資家からの売りが多かったのだと思います」

 株価動向の今後については、次のように話します。

広木チーフストラテジスト
「来週に日本銀行の金融政策決定会合を控えていますが、一つ重要なイベントとして、13日に春闘の集中回答日を迎える。(今後の株価は)その結果次第」

(「グッド!モーニング」2024年3月12日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

 

以下コメント略

 

強気相場ついに868円安の大暴落…株安の原因「円高」は今後1ドル=130円台、株価2万8000円の悪夢も(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/23/hasan136/msg/328.html 2024 年 3 月 13 日

強気相場ついに868円安の大暴落…株安の原因「円高」は今後1ドル=130円台、株価2万8000円の悪夢も
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/337395
2024/03/12 日刊ゲンダイ


1月から続いた“強気相場”に今年初めて急ブレーキ(C)日刊ゲンダイ

 今年から新規参入した個人投資家は、真っ青になったに違いない。11日の東京株式市場は、ほぼ全面安の展開となった。日経平均株価の終値は、前週末比868円45銭安の3万8820円49銭だった。一時、1200円近くも下げてしまった。

 1月から続いた強気相場に今年初めて急ブレーキがかかった。急落した原因は「半導体株の下落」と「円高」である。

 先週末、アメリカの半導体大手・エヌビディアの株価が大きく下落した影響を受けて、東京エレクトロンやアドバンテストなどが大幅安になった。

 また、外国為替市場では、日本銀行が18、19日に開催する金融政策決定会合で、マイナス金利の解除に踏み切る、との観測が強まり、円高が進行。1ドル=146円50銭台まで円高が進んだことで自動車など輸出関連株が売られた。1ドル=151円前後まで進んだ「円安」から一気に円高になっている。

「日経平均が年明けから6500円も上昇して株価4万円を突破したのは、『半導体株の上昇』と『円安』が原因でした。その2つが逆回転したのだから、株価が下落するのは当然です。とくに1ドル=151円まで進んだ円安は、市場全体に恩恵をもたらしていました。円安によって、企業業績が上向き、外国人投資家には“割安”に映るので積極的な買いが入った。それだけに、このまま円高に振れると株価全体に悪影響が出てしまいます」(大手証券マン)

 はたして、株安を引き起こした「円高」は、どこまで進むのか。大和証券は、2024年10~12月は「130円」と予測している。1ドル=130円は、ちょうど1年前、2023年1~3月ごろの水準だ。その頃、日経平均株価は2万8000円前後だった。

バイデン大統領がFRBに“利下げ圧力”

 経済評論家の斎藤満氏はこう言う。

「マーケットの期待と現実にズレが生じた時、為替は大きく動く可能性があります。米FRBに対してマーケットは『急激な利下げはしないはず』と期待しています。しかし、11月に大統領選を控えたバイデン大統領は、株高と好景気を演出するために、FRBに対して“利下げ圧力”をかけ始めています。FRBが利下げに動けば、当然ドル安・円高になります。また、マーケットは日銀に対して『マイナス金利は解除しても、ゼロ金利はつづけるはず』と期待しています。しかし、日銀内部には金利ゼロではなく、金利0.5%を目指す動きがあります。日銀が金利を上げれば、当然、円高・ドル安になる。マーケットの思惑以上に日米の金利差が縮まれば、1ドル=130円まで円高が進んでもおかしくありません」

 株価も為替も1年前に戻ることもあり得る――。個人投資家は、そこまで想定した方がいいかも知れない。

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以下コメント略