国民民主党・高橋茉莉氏の公認取り消しで…立憲との選挙協力へ 玉木氏「泉さんにはお伝えしています」2024/02/28

出馬取り消しとなった元フリーアナ・高橋茉莉氏

出馬取り消しとなった元フリーアナ・高橋茉莉氏© 東スポWEB

衆院東京15区補欠選挙(4月28日投開票)は、江東区長選をめぐる公職選挙法違反で起訴された柿沢未途氏(自民党を離党)の議員辞職に伴い、行われる。そんな中、注目の選挙戦は与野党の各党の思惑が絡み合い混戦が予想されている。

国民民主党は8日の会見で同補選に元フリーアナウンサーの高橋茉莉氏の擁立を発表。ところが高橋氏が25日に更新したXで「『立候補を断念しろ』と言われ、涙を飲んで引き下がることにいたしました。理由は、ラウンジで働いていた過去があるからです」と投稿して事態が大きく騒ぎ出した。

同党は翌26日に開いた会見で、高橋氏に聞き取り調査を行い、25日の持ち回りの役員会で公認取り消しを正式に決めたことを発表。高橋氏が生活保護を受給中にラウンジ勤務していたことは、プライバシーを理由に一貫して説明しなかった。

また、今後の同選挙区への公認候補擁立については「白紙」とした。玉木雄一郎代表は高橋氏の公認を発表した8日の会見で、立憲民主党がまだ同選挙区に候補者を立てていないことから、選対委員長を通じて選挙協力の申し入れを行ったと明かしていた。

高橋氏の公認取り消しで今後、他党との補選をめぐる選挙区調整はどうなるのか。玉木氏は27日の会見でこう述べた。

「当然、必要です。(補選は)比例がない選挙だし、その意味で調整することの意義がより高い。補選の場合は比例がないので、その意味では調整の意味が出てくるし、そのためには一定の政策の一致が必要です。それをいつでもやりましょうと立憲、泉さんにはお伝えしています」

これを受けて、立憲の岡田克也幹事長は「国民民主党が候補者(高橋氏)を取り下げられたことは記者会見も開かれたので、私からコメントはしません」とした上で「わが党としては、候補者の擁立に向けて鋭意努力している。それが決まっていない段階で、他党と協力関係というのを申し上げても、(候補者が)決まった上での話だと、各党の関係はですね、というふうに思っています」と語った。

同選挙区には日本維新の会の金澤ゆい氏、共産党は小堤東氏が立候補を予定。小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」は支援できる候補者を擁立したい意向があるという。

同選挙区補選はより注目が集まる。

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