盛山正仁文部科学相の地元事務所(神戸)に対して、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)の友好団体から教団の機関誌が毎月無料で発送されていることが分かりました。

これは朝日新聞が取り上げた情報で、盛山文科相の事務所に送られていた機関誌とは会員向け月刊誌の「世界思想」です。かつて安倍晋三首相が何度も表紙に掲載された旧統一教会系の機関誌であり、関係者はメディア取材に対して、先月の時点でも事務所に送られていたと証言。国会討論で「既に関係を断っている」と強調していましたが、実際には旧統一教会系の情報を受け取っていたということになります。盛山文科相は衆議院総選挙で旧統一教会から推薦状を受け取っていたとの疑惑で追及を受けている最中で、先日に野党が不信任決議を提出したばかりました。2月20日の本会議で否決となる見通しですが、盛山文部科学大臣は記者団に対し「これまで正々堂々と、何ら恥ずべき行動はとってこなかったと思っている」などと発言し、これも世論から強い批判を浴びているところです。

立民不信任決議案提出盛山文科相“何ら恥ずべき行動はない”
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240219/k10014363371000.html

旧統一教会側から選挙の支援を受けたなどと指摘が出ている盛山文部科学大臣について、立憲民主党は、不適格だとして不信任決議案を衆議院に提出しました。一方、自民・公明両党は20日の衆議院本会議で否決する方針です。

盛山文部科学大臣は、記者団に対し「これまで正々堂々と、何ら恥ずべき行動はとってこなかったと思っているので、多くの議員が不信任決議案を否決する方向で投票していただければありがたい。今回の不信任決議案で、衆議院予算委員会の日程を遅らせてしまうことになり、関係者に大変申し訳なく思っている」などと述べました。

盛山文科相側に旧統一教会系機関誌　地元事務所へ毎月無料、先月も
https://www.asahi.com/articles/ASS2M6S44S2LUTIL00C.html

世界平和統一家庭連合（旧統一教会）の友好団体が、盛山正仁文部科学相の地元事務所（神戸市）宛てに、教団系の機関誌を毎月無料で発送していることが、関係者への取材でわかった。安倍晋三元首相銃撃事件で教団の高額献金などの問題に批判が高まって以降、受け取り側が機関誌を送らないよう教団側に連絡して発送が停止されたケースが複数あるが、盛山氏側からはそうした意思表示はないといい、先月も送られていた。
機関誌は、教団の友好団体の会員向け月刊誌「世界思想」。毎号に教団創始者の故・文鮮明（ムンソンミョン）氏のメッセージなどが掲載されている。

朝日新聞デジタル

@asahicom

盛山文科相側に旧統一教会系機関誌　地元事務所へ毎月無料、先月も

https://asahi.com/articles/ASS2M6S44S2LUTIL00C.html?ref=tw_asahicom… 安倍晋三元首相銃撃事件で批判が高まって以降、受け取り側が機関誌を送らないよう教団側に連絡して発送が停止されたケースが複数あるが、盛山氏側からはそうした意思表示はないという。