自民の“裏金議員”全部で何人?納税は? 「政治とカネ」巡り…野党が岸田総理に追及

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2024.1.30

自民の“裏金議員”全部で何人?納税は? 「政治とカネ」巡り…野党が岸田総理に追及

国会で29日、「政治とカネ」の問題についての集中審議が行われました。野党は、岸田文雄総理大臣に「裏金を受け取った議員は何人いたのか」「裏金を受け取った議員は納税義務を果たすべきだ」と厳しく追及しました。 ■施政方針演説の前に集中審議…異例の展開 立憲民主党 大西健介衆議院議員 「一体、何人がこの裏金を受け取ったのか。総理まず答えてください」 岸田総理 「あの~、え~、裏金ということの定義。これも、あの、しっかり確認しなければなりませんが…」 岸田総理が野党の追及を受けます。 岸田総理 「今現状で、う~んと、その政治資金収支報告書の訂正等を明らかにしている議員。これは清和会(安倍派)で30名以上、そして志帥会(二階派)で7名」 大西議員 「それで全部なんですか?一体、何人が関わったのかと、それも答えられないのに政治刷新本部もへったくれもないと、私は思います」 裏金を誰が、いくら受け取り、何に使ったのでしょうか。国会では、「政治とカネ」を巡る集中審議が施政方針演説の前に行われる異例の展開となりました。 ■岸田総理「統一教会の時とは性質が異なる」 日大の不祥事を例に挙げて、厳しく迫る一幕もありました。 大西議員 「元理事長の脱税事件であったりとか、アメフト部員の違法薬物事件を受けてですね、日大は私学助成3年間、全額停止になっている。総理は今の自民党にこれ(政党交付金)、全額受け取る資格があると思いますか」 岸田総理 「政党助成金については、特に厳格に使途を確定し、そして監査を入れて、そしてこの疑念を招くような使い方は絶対にしない」 立憲民主党 山井和則衆議院議員 「どの議員が不記載、裏金をもらったのか。このことについて、一覧表の議員リストを自民党総裁・岸田総理の責任で、出していただきたいと思います。いかがですか」 岸田総理 「一覧表を作るかどうかも含めて、どういった形で党としてこの問題を整理したのか、説明責任も果たしていきたいと考えます」 山井議員 「いつまでに裏金議員のリストは出してもらえるんですか」 岸田総理 「できるだけ全容把握急ぐべく、党として努力をしたい。このように申し上げるしかないと思っております」 山井議員 「私は難しい要望をしているんじゃないですよ。統一教会の時にやったじゃないですか。各議員と統一教会との関係どうでしたかって言って。なぜ同じことを今回しないんですか。できないんですか」 岸田総理 「統一教会の時とは、事案の性質が異なります」 ■茂木派は「新たな政策集団に脱皮していく」 さらに、“裏金議員”に納税を迫る場面もありました。 立憲民主党 階猛衆議院議員 「今、一番国民が求めているのは、増税でも減税でもありません。裏金議員の納税です。修正申告をして、納税義務を果たさせる。これを総理、お約束いただけますか」 岸田総理 「法律に従って厳正に対応をさせます」 一方、動向が注目される派閥に、新たな動きがありました。 小渕優子選対委員長や関口昌一参院議員会長など、離脱者が相次ぐ茂木派で29日…。 自民党 茂木敏充幹事長 「わがグループも、いわゆる派閥としては解消し、お金や人事から完全に決別いたします。すなわち新たな政策集団に脱皮していくということ」 (「羽鳥慎一 モーニングショー」2024年1月30日放送分より)