辛坊治郎氏 自民党裏金問題「議員全員…全く悪いことしたと思ってません」検察にも難色示す「本気か…」 2024/01/27
辛坊治郎氏© (C) スポーツニッポン新聞社
キャスター辛坊治郎氏（67）が27日、よみうりテレビ「今田耕司のネタバレMTG」（土曜11・55～）に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件について言及した。
「はっきり言って逮捕された池田議員を含めて、裏金キックバックされてた議員全員、ほとんどが本音のところで全く悪いことしたと思ってません。何十年もやってきたのに、なんで今更これを摘発すんだって感じです」と鋭く切り込んだ辛坊氏。
「検察もどこまで本気か分からない」と検察の捜査の正当性に触れ、検察側が批判を避けるために「“とりあえず1人逮捕者出したでしょ”ていうアリバイづくりで。多分、池田さんが取り調べの時に態度が悪かったんだと思いますよ。生けにえになっちゃった感じですね」と逮捕された経緯を推測した。
事件の今後について「検察の捜査ではあと何人か在宅起訴か略式起訴で終わりなんですが、この先に検察審査会っていうので、市民の検察の判断はどうだったんだとなって、起訴者が1人や2人出ると思います」と見解を述べ、「最近、検察OBとかいう人がやたらテレビに出てきて、“証拠が揃わなかったら…”とか言っているのは、検察審査会にいったときに、検察はちゃんと取り調べたけれども起訴できなかったんですっていうのをOB総掛かりでアリバイ作り」と捜査の手が事件の心根まで達していないことに苦言を呈した。
MCでお笑いタレントの今田耕司は「そんなことあるの？OB総掛かりでアリバイ」と驚き、渋い表情を浮かべていた。
検察審査会は昭和23年から開始されている制度。11人の一般市民がランダムに選ばれると検察審査員に任命され、検察が事件を裁判にかけなかったことの善し悪しを審査する。
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