日本は世界一の金貸し国家? ~日本政府が米国債を他国に貸し換える仕組みを作り、密かにボロ儲け?~

http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=302925&g=131107

井上宏 ( 40代 新潟 建築コンサル )             15/04/11 AM00 

これまで、日本政府は欧米金貸しの言いなりになり、次から次へとアメリカにお金を貸してあげてきた・・・と見ていた。

しかし、欧米金貸しとアメリカの弱体化と共に、大きな力関係の変化が始まっているのかもしれない。

 

日本は世界一の金貸し国家。長引く円安で日本政府と日銀が密かにボロ儲けしています。リンク より

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しかし、よくよく考えみてください。円安が進行するということは、日本政府が持っている米国債の価値もそれだけ吊り上がっているということですよね。政府は外国債はすべてドル建てで保有しているはずですから。

 したがって、円安が進めば進ほど、日本政府はそれまでより資産を増やしているということになります。円を円として持っていても、こんなことにはなりません。

 

日本政府は、ここ最近ずっと円安政策を強行してきました。経団連が悲鳴をあげるぐらいにまで、円安政策をやたらめったら続けてきました。

 

そして、私たちはそれをずっとアメリカのためだとばかり思っていました。アメリカ様のために、日本政府がわざと円の価値を引き下げ、ドルの価値を上げているのだと。

 

しかし、ドルの価値が上がれば、当然、日本政府が抱えている米国債の価値もつり上がります。日本政府がどんどんお金持ちになっていくのです。

 

いいや。米国債など危なくて誰も買ってくれないし、アメリカだって借金を返すつもりはないのだから、米国債など持っていても損するだけだ、何の得にもならない。そう思われるかも知れません。

 

しかし、それは全くのデタラメです。

 

実はこの米国債を今すぐにでもお金に換えられる方法があるのです。しかも、日本政府にしかできない素晴らしい方法が。

 

実はこの米国債。日本政府がその気になったら、いつでもIMFに融資することができることになっているのです。この米国債を使って、IMFにお金を貸してあげることができるのです。2009年のG7で、そのような取り決めができてしまいました。詳しくは以下のリンクをご覧ください。

 

○失脚した中川昭一とストロス・カーンは米国債を流通させようとしていた – NAVER まとめ リンク

 

なんかややこしい話ですよね。債券でお金を融資するなんて……こんなことありなんですかって思ってしまいますよね。

 

日本政府はこのG7の取り決めによって、紙切れ同然となりそうだった大量の米国債を手ばなすことができました。円安になったところで米国債を手放したわけですから、日本政府はこのとき大儲けしたということになります。アメリカからお金を返してもらえなくても、大儲けできる仕組みがここで誕生したわけです。

 

しかも、この日本からIMFへの融資は、貧しい国々の財政再建のためという名目で行われたので、当然、世界のありとあらゆる国が日本に頭を下げてくれるようになります。まさに日本様々という感じでしょう。

 

さらにこの後、債務国から多くの利子をつけてお金を返してもらえるわけですから、日本政府はボロ儲けです。

 

しかも、日本がIMFに米国債で融資したとたん、日本の円はあっという間に跳ね上がった。当たり前です。危険な米国債が日本から消えてなくなったわけですから、誰もが円を買おうとします。

 

そうすると、日本はまたしても格安で米国債を買うことができます。

 

そうすると、またしても円の信用が下がり、円安となるわけですが、これに反比例して、日本政府のもつ米国債は値上がりします。紙切れ同然になるかも知れないと思われている米国債ですが、日本があれこれと理由をこじつけてIMFに融資すれば、日本政府はまたしてもボロ儲けできるのです。

 

しかも、日本はアメリカ以外にも沢山の国にお金を貸してあげています。日本は世界で一番の金貸し大国なのです。その額なんと300兆越え。

 

○日本、23年連続で世界一の債権国 中国との差は縮小

リンク

 

アメリカと違って、他の国はいずれきちんと借金を返してくれます。しかもたっぷりと利子をつけて。

 

ですから、本来なら日本は世界一の債権国と呼ばれて、円の値打ちはどんどん高くなっていくはずなのですが、日本政府がアメリカの国債をたくさん買っているため、円の値打ちは上がるどころか下がるばかり。

 

しかも、安倍晋三がどんどん円安政策をして、さらにアメリカがデフォルトになりそうだとのデマが流れれば、円安はますます加速。日本政府は外国からの借金の返済によって、為替幅と利子によって大儲け。何しろ、日本はすべての外国の債券をドル建てで保有していますから。

 

もちろん、日本国内にある外国債のすべてが日本政府の手の中にあるわけではないでしょう。どこかの企業や個人も持っていると思います。しかし、一番たくさん持っているのは、やはり日本政府でしょうし、米国債を使ってIMFに融資、なんてインチキができるのも日本政府のみ。一般庶民や企業にはそんなことはできません。

 

したがって、円安になればなるほど、ドルが高くなればなるほど、日本政府のみがボロ儲けできるというわけなのです。

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(引用以上)