与党などが採決を強行、安保関連法案が参院特別委で可決

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2590477.html

                  

 安全保障関連法案が、17日午後4時半すぎ、参議院平和安全法制特別委員会で、与党などが採決を強行するかたちで、可決されました。

 

 16日午後6時に始まるはずだった委員会。しかし、野党の議員たちが押しかけ、委員長が部屋に入れないようにしたため、委員会は開けない状態に。

 

 「本日8時50分に理事会再開 、9時に職権で委員会がセットされました」(17日午前3時半すぎ)

 

 そして17日朝、なぜか早朝から委員会室に姿を見せた鴻池委員長。そして、事態は急展開します。

 

 「委員長室だろ!そんなだまし討ちあるか!」(民主党・福山哲郎参院議員)

 

 16日の反省を踏まえたのか、この日は野党議員に阻止されないよう、先に委員会室に入って、その場で理事会を開くという奇策に打って出たのです。

 

 「委員会を開会する」(参院特別委・鴻池祥肇委員長)

 

 「たった今、理事会の看板から委員会の看板にかけ替えられました」(記者)

 

 混乱の中、委員長は開会を宣言。これに対抗し、野党は鴻池委員長への不信任動議を提出。審議は断続的に中断します。

 

 「今、理事会が始まりました。こちら今、記者団が部屋の前へ詰めかけていて、こちらの気温、ほかのフロアより3度ほど上がっているような気がします」(記者)

 

 国会の外では、雨の中、法案採決に抗議するデモが行われていました。そして午後・・・

 

 「今、委員会室のランプが休憩から開会に切り替わりました。これから特別委員会が再開されます」(記者)

 

 委員会は再開され、鴻池委員長の不信任動議が議題に・・・

 

 「すれ違い二転三転し、時には国会でヤジを言い」(民主党・福山哲郎参院議員)

 

 民主党の福山議員は、長々と演説して審議の引き延ばしを図る戦術に。そして、午後4時半・・・

 

 「起立少数と認めます。本動議は賛成少数により、否決されました」(自民党・佐藤正久参院議員)

 

 不信任動議は否決され、いよいよ本丸の安保関連法案の採決に・・・

 

 午後4時33分・・・、与野党の議員がもみくちゃになる中、与党などが採決を強行、賛成多数で可決しました。

 

 「暴力的な採決は絶対に認められないし民主主義の終わりだ」(民主党・福山哲郎参院議員)

 「この法案は日本の国民の暮らしや命を守るための法案」(自民党・佐藤正久参院議員)

1717:58