死亡率3割の「人食いバクテリア」、患者早くも299人、10年で最多(9/8 共同通信)
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Wednesday, September 09, 2015
by 東京江戸川放射線 06:58
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国立感染症研究所は8日、手足の強い痛みや壊死(えし)などを起こす「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」の今年の患者数が299人になったと発表した。この10年間で最も多い。症状が急速に進み、多臓器不全で死亡することもあることから「人食いバクテリア」とも呼ばれる。近年増加傾向にあり、手足の傷が急激に腫れるなどの症状に注意するよう呼び掛けている。
感染研によると、全国の医療機関から報告された患者は8月30日までに299人で、現在の形式で集計を始めた2006年以降で最多だった昨年の270人を8月初旬に上回った。高知県を除く46都道府県で報告があり、東京(47人)、大阪(28人)、神奈川(23人)が多い。
主な病原体は、子供でありふれた咽頭炎などを起こすA群溶血性レンサ球菌だが、通常は細菌が存在しない血液や筋肉に侵入、劇症型の症状を示すこともある。患者は成人がほとんどで、男性は70代、女性は60代に多く見られる。致死率は高く、12~14年の患者712人のうち3割に当たる207人が死亡。多くの人は発病から3日目までに亡くなったという。
予防策では、通常の感染症対策と同様に手洗いやうがいが大事だといい、感染研の砂川富正室長は「特に高齢者で、手足や傷が急激に腫れあがったり悪化したりするようなことがあれば、すぐに病院に行ってほしい」としている。