ほかに こんなに人が亡くなる職場がありますか? 

http://inventsolitude.sblo.jp/article/162470384.html

20150830

「福島第一原発作業員日誌」を読んで、福島第一原発の構内作業の実態がリアルに思い浮かぶようになった。それと同時に、これでは事故が多くなるとの危惧を抑えきれない。

 

福島第一原発構内や除染現場での死亡事故を中心に整理してみた。このブログの過去の記事や「みんな楽しくHappyがいい♪」の記事を参照しており、一部不確実なものもある。おって確認修正の予定。

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2011/03/30 福島第一原発4号機タービン建屋地下で震災直後から行方不明になっていた社員2人が遺体で見つかった。東電が2011/4/3発表。福島第一原発で東電社員の死亡が確認されたのは初めて。

 

2011/5/4 福島第一原発の現場で復旧作業に当たっていた60歳の男性が死亡。死因は心筋梗塞。

 

2011/5/14 福島第一原発で60歳代の男性作業員が作業中に意識不明となり、搬送先の病院で死亡。死因は心筋梗塞と発表。

男性は、福島第一原発では5/13から作業を行っており、5/14作業開始約50分後に突然、体調不良を訴えて意識を失った。

 

2011/8上旬 福島第一原発で復旧作業にあたっていた40代男性が8月上旬に急性白血病で死亡。男性は関連会社の作業員で8月上旬に約1週間、休憩所でドアの開閉や放射線管理に携わった。

 

2011/10/6 福島第一原発で働いていた50代の男性作業員が死亡。

男性は2011/8/8から、福島第1原発の施設内でタンク設置工事に従事しており、10/5午前7時ごろ、朝礼の前に体調不良を訴え、Jビレッジに搬送された。

 

2011/10/29 福島第一原発1号機タービン建屋付近で大型クレーンの解体作業をしていた協力企業の男性作業員2人が、落下したワイヤーに当たり骨折負傷。

40代の男性作業員はあごや腕、肋骨、両足の骨を折る重傷で足切断。20代の男性作業員も肩や首、腹部などに痛みを訴えており、骨折の疑いもある。

 

2011/12/12 伊達市で日本原子力研究開発機構が実施中の除染モデル事業に従事していた建設会社の男性作業員(60)が 死亡。

内閣府の原子力災害対策本部は12日、福島県伊達市の下小国地区で除染作業中の男性(60)が急病で病院に運ばれ、死亡したと発表した。男性は同日午後1時ごろ、車の中で倒れていたのを、同僚が発見した。心肺停止状態で搬送されたが、午後2時ごろ、搬送先の医療機関で死亡が確認されたという。死因は非公表。

 

2012/1/9、福島第一原発の放射性廃棄物を貯蔵する施設で生コンクリートの流し込み作業をしていた60代の男性作業員が、急に体調不良を訴え、総合磐城共立病院へ搬送されたが、午後5時過ぎに亡くなった。死因は急性心筋梗塞。

 

2012/1/17 福島県広野町周辺で日本原子力研究開発機構が実施している除染モデル事業で働いていた男性(59)が作業中に死亡。

 

2012/8/22 福島第一原発で作業していた57歳の男性が心肺停止となり、福島県いわき市の病院に救急搬送されたが、同日午後に死亡。

休憩室で休んでいたが、体調不良を訴え、午前1035分ごろ、別の作業員が意識不明の状態で倒れているのを発見した。

 

2012/10/5 福島第二原発で東電作業員が4m下に落下事故

 

2013/2/26 午前920分頃、福島県広野町にある東電協力企業の資材置き場において、3号機原子炉建屋カバー設置の準備作業に従事していた協力企業作業員が体調不良を訴え、Jヴィレッジの診療所において、一時、心肺停止状態を確認。心臓マッサージにより、午前954分、脈拍が回復し、1010分、いわき市立総合磐城共立病院へ搬送。2/27午後1132分死亡。

 

2013/2/28 午後415分ごろ福島県川内村下川内の国直轄除染現場で、木の片付け作業に当たっていたいわき市の男性(54)が突然倒れ、意識不明の状態で小野町の病院に搬送されたが、約2時間後に死亡が確認された。(福島民報2013/03/01 08:34

 

2013/7/9 福島第一原発事故後、現場で指揮を執った吉田昌郎元所長が、9日午前、東京都内の病院で食道がんのため死亡。58歳。

 

32歳の元福島原発作業員が白血病で死去。死亡日は不明。子ども達を放射能から守るネットワーク@ちばの2013/7/23の記事から。

 

2014/3/28 福島第一原発で掘削作業をしていた福島県広野町、下請け会社の安藤堅さん(55歳)が土砂の下敷きになり、病院に運ばれたが間もなく死亡した。

 

2014/5/9 福島第一原発で、協力企業の男性作業員が体調不良を訴え、ドクターヘリで搬送。

 

2014/8/8 福島第一原発で作業前に倒れた60代男性が死亡。

 

2014/11/7 福島第1原発で鋼材落下 1人意識不明、2人重軽傷

福島第1原発のタンクの増設工事現場で、重さ390kgの鋼材が落下し、作業員3人が-重軽傷を負った。1人は、意識不明の重体。

 

2015/8/1、帰宅途中に体調不良を訴えた男性作業員が死亡。

 

2015/8/8、バキュームカーを清掃していた作業員が、タンクのふたに頭を挟まれて死亡。

 

2015/8/21 午後110分ごろ1号機タービン建屋の搬入口付近で60代男性作業員が意識を失い、いわき市立総合磐城共立病院に搬送されたが、午後3時47分に死亡。