CTスキャンもPETも腫瘍マーカーも癌を特定することはできない

 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=306181

匿名希望 ( 30代 北海道 )  15/07/20 PM04 

母の癌が再発、転移したことが分かった後、三大治療では埒が明かない、治せないと思い、他の方法を探索した。その方法を試した後(305412http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=305412

、抗がん剤治療を勧める医者のもとへ行き、再度検査を受けた。結果は、母の感じている「効果」とは裏腹に、医者は「悪化」「進行が速い」と診断した。そして、「余命半年」という言葉も付け加わった。

その判断の根拠に使われたのが、CTスキャンと腫瘍マーカーなるものだった。

CTスキャンには、白いものが写っているが医者はそれが癌なのかは名言せず、むにゃむにゃ言っている。腫瘍マーカーは数字で出てきており、ある一つの値が基準値と言われる値から400以上も上回る数字だった。明らかにおかしい(危険)と感じてしまう。(感じさせられてしまう。)しかし、CTスキャンに写るのはなぜなのか?PET-CTには何が写っているのか?腫瘍マーカーを癌診断に使うのはなぜなのか?疑問だらけである。

 リンク(リンパ球バンク㈱HPより)http://www.lymphocyte-bank.co.jp/shinkou.html

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腫瘍マーカーは、手術後のモニタリングによく用いられます。ところが、使用可能な腫瘍マーカーが存在しない、がん患者さんは過半数に達します。腫瘍マーカーは、100種類近くが実用化されていますが、がん細胞特有の物質を捉えるものは一つも開発されていません。

腫瘍組織が、ある状態の時(通常、大量増殖中のとき)、ある種のがんの場合は、血液中に特定の物質を過剰に出すことがある、そういう物質を、腫瘍マーカーとして用いています。体内で、がん細胞が急増中であっても、100種類の腫瘍マーカーテスト全てを受けたところで、全く、がんを見つけることができない、という確率が高いのです。また仮に陽性となっても、体のどこに、がん細胞があるのか分かりませんので、標準治療を適用するのは無理があります。

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CTスキャンやMRIは、形状を捉えるものです。明らかに大きな塊が、正常細胞を激しく浸潤している画像が得られれば、これはまず、悪性度の高い進行性のがんでしょう。あるいは、半年毎に撮像された塊が、正常組織を押しのけどんどん大きくなっているのであれば、危険な兆候です。こうした顕著なケースは別として、通常ならば存在しない何か塊が映っている、あるいは影のようなものが映っている、これでは、悪性度の高いがんなのか、良性腫瘍なのか、何か別のものなのか区別はつきません。

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 PETもまた、「がん」が映るのではありません。放射性物質を含む特殊な糖を合成し、被験者に飲んでもらいます。体内の放射線強度を、見てわかり易いようにコンピューターグラフィックスを用い、赤い色などで表示すれば、その糖が沢山集まった部分を赤い色の濃さとして、強調してイメージ化することができます。

~中略~

ANK療法の点滴を受けたあとは、がん細胞以上に活発に糖分を取り込むNK細胞が、真っ赤に映り、一部は腫瘍組織に集中しますので、まるで、がんが急激に活動的になったようにも見えてしまいます。

PETは、放射線しか捉えることができません。そこで、放射性物質で標識をつけた基質を被験者に投与する方法が取られますので、がん細胞と正常細胞とで、「取り込む量」が違う基質を用いるしかありません。糖分以外の基質も開発されていますが、がん細胞だけが顕著に取り込むことが確実なものは見つかっていません。

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 いろいろ調べてみたが、上記にまとめられているように、癌特有のもので判断しているわけではないことがわかった。その診断技術は稚拙すぎる。それぞれを組み合わせて判断すると言われているが、そのそれぞれが根拠の不明確な判断材料であるが故、余命判断も無責任と感じてしまう。。。

 おまけに、医者は「セカンドオピニオンも可能です」と言ってきた。これまで有無を言わさず、三大治療の選択肢しか出さなかった医者が。これには、さすがに父も母も「匙を投げられた」と感じたよう。

 そして、こちらで調べた医院2つと別の大学病院宛の治療経過をまとめた書類が作られた。その中身にびっくりした。なぜか大学病院宛のものにだけ医者が言っていた「進行が速い」の記載があった。さまざまな学会でのつながりもあるだろう。あからさまに口車を合わせるかのような書類に正直がっかりしてしまった。これでは、セカンドオピニオンの意味がない。。。他の先生がどう判断するのかを知りたいのに、まるでこれまでの診断(が間違っていないこと)をアピールするのかのよう。

 やはり、自らの頭で考えることが必要だと思ったし、周りに目を向ければ、それを実行している人たちが沢山いることにも気づかされた。