原発事故後、東大放射線医療研究室の専門医たちは妻子を九州や関西に避難させていた!

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2013528日火曜日

「私の研究室にいる、放射線医療を専門とする医者のうち何人もが、原発事故の後、妻子を九州や関西に避難させたのですが……」

 この「私」とは、東大医学部付属病院放射線科准教授の中川恵一である。

 そう多くの人から、「御用」って札をつけられた、あの御方である。

 その御仁みずから、共著書(『低線量被曝のモラル』)でこう述べたのだ。

 3・11の福島原発事故から数か月あまり、主に東大や東工大の放射線の専門家と称する学者がテレビに登場しては、「ただちに健康への影響はない」「子供は外で遊ばせても大丈夫」「放射能よりタバコのほうが危険」などと公言していたが、その裏ではこのありさまだったのだ。

事故当時、当時の官房長官をはじめ政治家の家族が関西や外国に避難した、といううわさが飛び交ったが、すくなくとも東大の放射線医療の何人もの研究医たちは、事故後真っ先に妻子を避難させていたことは事実だったのである。

 この切迫した危機的事態を知らぬは、テレビの前で彼ら専門家のことばを信じた庶民ばかり。

 この『低線量被曝のモラル』(河出書房新社)は、中川をはじめ児玉龍彦や島薗進など東大教員6名の共著である。

 例によって中川は、本書でも問題発言を連発しており、他の共著者からもその「問題」を指摘されている。

 なかでも共著者の一人である影浦峡(情報媒体論、言語メディア論専攻)は、中川の偽りのレトリックを痛快にあばく。

 しかしそれにしても、つぎの中川の発言は聞き捨てならない。

 「われわれにとっての被曝の問題とは、がんが増える可能性があるということだけです」

 こんなことばが放射線専門医から発せられるというのは、もう「問題」を超えて「犯罪」の領域ではないだろうか。

 ところで中川さん、『低線量被曝のモラル』って、「モラル」の意味をご存じ?