富山市とロックフェラー財団が意見交換

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2015/07/08 11:03 現在

財団側と市の現状や今後について意見を交わhttp://www.knb.ne.jp/fit/d320/news_image/8061-00-8061-20150708191707.jpg

世界最大規模の民間慈善事業団体、アメリカのロックフェラー財団と富山市が手を組みます。

 

市は財団から「地震などの危機や人口減少などの脅威に対して回復する力のある都市」に選ばれたのを受けて、8日富山市で、財団側と初めての会合を開き、今後の取り組みについて意見を交わしました。

 

富山国際会議場で開かれたワークショップにはロックフェラー財団と富山市、県内の企業などからおよそ80人が参加しました。

 

財団は、災害などに対し回復力があるとする世界各国100の都市を選んで支援しています。

 

富山市は去年、コンパクトシティ政策などが評価され、日本で初めて選ばれました。

 

財団は市に対して戦略づくりをサポートする責任者の2年間分の給与およそ3400万円を負担するほか、財団が持つ情報やネットワークを使って支援を行います。

 

初会合の8日は、地震の可能性や少子高齢化、空き家問題など、富山市が直面する課題について意見を交わしました。

 

会見で富山市の森市長は地元企業や財団のサポートを受けながら解決に向けて取り組む姿勢を見せました。

 

一方、財団のニコラ・トムソンさんは、富山から学ぶことがあると述べて、市の取り組みに期待していました。

 

ニコラ・トムソンさん「富山はすでに国際的にも革新的な都市計画で著名なので選んだ」

 

富山市は財団との議論を通して取り組みを検討し、今年度末から来年度に向けて戦略を立てる方針です。