天皇家の蓄財(1/2)

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20150519

 《1》

 皇室の蓄財に関して、『神々の軍隊』(濱田政彦著)ではこう書かれている。

  「戦前、皇室には予算として年額450万円が国家予算から計上されていたが、一説によれば天皇の総資産は少なく見積もっても約16億円であるという。だが、宮内庁のこの数字は嘘で、本当の資産総額は、海外へ隠した資産を含めれば、信じ難いような天文学的金額であるともいわれている。

  皇室予算だけではこのような金額を貯蓄することは不可能であるが、当時皇室は横浜正金(後の東京銀行)、興銀、三井、三菱ほか、満鉄、台湾銀行、東洋拓殖、王子製紙、台湾製糖、関東電気、日本郵船等、大銀行、大企業の大株主であり、その配当総計は莫大なものであった。すなわち、これら企業・銀行の盛衰は、そのまま皇室に影響を及ぼすわけである。こうなると戦争で、財界が植民地から搾りとるほどに皇室は豊かになるということになる。」

  この年額450万円が現在の価値ではどのくらいになるかはむずかしいところではあるが、現在の貨幣価値は、明治初期に対してはだいたい1万倍、明治30年ころで5000倍。戦前で10002000倍、戦後から今日までで10倍といったところらしい。

 単純に当てはめれば、450万円は現在なら45億から90億円という巨額なカネが、年ごとに天皇家に税金から与えられた。

  戦前の天皇家と国家、あるいは天皇家と資本家の関係がこれで言い尽くされているであろう。昭和天皇は昭和の大戦争に深く関与した。戦争責任はある。

 いかにユダヤから仕掛けられた戦争であろうとも、大企業、大銀行はみんな戦争経済へと誘導したのであって、その大株主であった天皇が戦争を指導したのだから、責任なしとは言えない。

  私は先の戦争に関して連合国に謝る理由はないと思うが、天皇に戦争の責任は重大だったと思う。

 国民は「天皇のために」と言って、兵隊に取られ、それを信じて無惨に殺されたのだ。

  これは兵頭二十八氏が語っているが、日本は本来的にはロシアに北方四島を返還しろとは言えない。日ソ不可侵条約を一方的に破って侵略したのがソ連だったから、奴らもいくらかは後ろめたさがあるようで、「まあ一部なら返還してもいいぜ」とほのめかす。

  兵頭氏は、ロシア側は国後島と択捉島の間で国境線を引くのが一番良いと考えているはずだと言う。歯舞色丹、国後の辺りは水深が浅く潜水艦が行動しにくく国境線が複雑だから守りにくい。

 国後島と択捉島の間は水深が深く、潜水艦が行動しやすいうえ、国境線がすっきりする。だから、というわけだ。なるほど。

  それは余談だが、なぜ樺太も千島列島も日本に帰属しないかといえば、当時の日本政府が国体すなわち天皇を守ることを第一義にしたからだ。例の瀬島龍三が裏切り工作をソ連とやった。

  8月15日を過ぎても、ソ連軍は漁船とかに乗って千島列島に押し寄せた。最北端の占守島では日本軍は激しく抵抗したが、他は大本営が抵抗するなと再三命令を下している。本来なら、停戦後に戦争をしかけるソ連軍には、実力で撃退しても国際法上許されるのに、大本営はそうさせなかった。

  北海道にも多数の特攻機が配備されていたが、出撃させなかった。

 これはただただ、千島や樺太はソ連様に差し上げますから、どうぞ天皇の戦争責任には目をつぶってください、と懇願したのである。

  その要求を承認して、ソ連は天皇を極東裁判にかけるという要求を引っ込めた。

 瀬島はおまけに、満州にいた日本軍や民間人をソ連に差し出し、酷寒のシベリアなどに抑留させ、奴隷のようにひどい労働に従事させ、多数の死者を出した。

  今なおシベリアの原野や北朝鮮でゴミのように棄てられた日本兵や婦女子たちは、ヒロヒト天皇の身代わりにされたのである。

 日本は千島、樺太の領有権を放棄し、人民をシベリアに抑留させることと引き換えに天皇を救った。

 これが戦後秘史である。

  『神々の軍隊』にもあるように、天皇家と日本郵船は明治期から深い仲にあった。日本郵船の大株主は天皇と三菱財閥であった。当時は海外渡航といえば船舶しかなく、日本郵船は日本貿易の命綱である。この日本郵船が大量の移民をアメリカに送り込んだ(数十万人といわれる)し、また大量の若い女性を海外に運んだのである(娼婦にするためである!)。

  日本郵船だけでなく、天皇は大阪郵船の大株主でもあり、これを使って、日本は手に入れた外地へ、人間や物資を運ばせ、莫大な利益をあげさせた。

 鬼塚英昭氏の『天皇のロザリオ』(成甲書房)によれば、福沢諭吉は「賎業婦人(娼婦)の海外出稼ぎするを公然許可するべきこそ得策なれ」と主張している。

  外貨稼ぎに日本の女性を使えと言ったのであるから、どこが「天は人の下に人をつくらず」だ! つまり諭吉は、娼婦の海外輸出は天皇と三菱に利益もたらすから「得策だ」と平然と言ったのである。だから諭吉はユダヤ・フリーメースンの会員だったのだ。慶應義塾とは日本資本主義と天皇を支える私立の重要な学校であった。財界人を多く輩出したのは慶應義塾や官製の東京帝国大学であった。

  そこを出た財界のトップたちは、2・26事件を影で操り、そこから一気に戦争経済へ主導し、政府要職にも就くなどして日本を大戦争とその果ての破局へと導くのである。

 鬼塚英昭氏の『天皇のロザリオ』には、戦前の皇室が銀行支配も徹底していたことを書いている。

  皇室は日本銀行の47%の株を所持していた。だから紙片を発行し、公定歩合を調整するたびに、莫大な利益が皇室に流れた、とある。

 日銀は発足当初からユダヤ国際金融資本の日本支店であるから、これでいかに天皇家とユダヤ資本が深い関係かがわかるだろう。

  さらに鬼塚氏は天皇とアヘンの関係も暴露している。

 「同じ手口(米国に移民を送って儲けた話)を皇室と三菱は考えた。ペルシャ(イラン)からのアヘンの輸入であった。皇室と三菱は三井も仲間に入れることにした。三井を入れなければ内乱が起こる可能性があったからだ。三井と三菱は隔年でアヘンをペルシャから入れ、朝鮮に送り込んだ。満州という国家はこのアヘンの金でできた。

 

この記事へのコメント

フランス革命やロシア革命には、イルミナティの影がつきまとう。共通するのは残虐さと資産家からの無慈悲な略奪である。

現在、王室や皇室を批判する人たちは、裏でイルミナティの影響を受けているのではないかと疑って見る必要がある。

鬼塚氏の本をいくつか読んだが、信憑性が薄いし何か邪悪なものを感じる。

内容で正しいものもあるのだろうが、全てを鵜呑みにせずに話し半分で読んでおくくらいの心の余裕が必要である。

太田龍は鬼塚英昭を『イルミナテイの走狗』呼ばわりしていたそうである。

私は、鬼塚氏よりも太田龍氏のほうが信頼を置けるような気がする。

Posted by へうげもの at 20150519 10:12

現在の皇太子がイルミナティの印の手の挨拶をしている写真をネットで見たことがある。天皇家がユダヤ・フリーメーソン・イルミナティの一味です。